デイリーF1ニュース(2018年7月26日)トロロッソのジェームズ・キー、マクラーレンに移籍か

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本日のニュースは以下の3本です。

  • トロロッソのジェームズ・キー、マクラーレンに移籍か
  • ヴォルフ「2種類のエンジンを並行開発するのは狂ってる」
  • FIA「フェラーリのハイブリッドシステムは合法」

それではご覧ください。


トロロッソのジェームズ・キー、マクラーレンに移籍か

トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームズ・キーが、なんとマクラーレンに移籍することになりそうです。

移籍のタイミングは、機密の漏洩を防ぐための猶予期間(いわゆるガーデニング休暇)次第となります。
この期間については両チームが交渉中とのことです。

46歳のキーは、これまでにフォース・インディアザウバーで優れたマシンを開発したことで、高く評価されてきました。
トロロッソには2012年9月から在籍しています。

BBCによると、キーの移籍がランド・ノリス獲得の交渉材料として使われる可能性もあるようです。
マクラーレンと契約する有望な若手ドライバーであるノリスは、ブレンドン・ハートレーの後釜として名前を挙げられていたドライバーです。

ここでキーを失うのはレッドブル全体の損失になると思うのですが、レッドブルの首脳陣は、キーの才能をあまり評価していなかったのかもしれません。
何にせよ、トロロッソにとって痛手となることは間違いないでしょう。

James Key to move from Toro Rosso to McLaren! – f1i.com

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ヴォルフ「2種類のエンジンを並行開発するのは狂ってる」

2021年からの新エンジンレギュレーションは、まだ決まっていません。
6月末に詳細が判明する予定でしたが、いまだ合意に至っていないからです。

新規参入する自動車メーカーも、現れそうにありません。
アストンマーチンは匙を投げてしまいましたし、ポルシェも「レギュレーション次第」だと言うばかりで、具体的なコミットメントをするつもりはないようです。

こうなってくると、MGU-Hを廃止もしくは変更する必要性自体が問われることになります。
MGU-Hの廃止は、新規参入する自動車メーカーを惹きつけるための方策だったからです。

「我々はスポーツの観点から、最高のものは大きく変わることはないとの考えを明確にしている」と語るのは、メルセデスを率いるトト・ヴォルフです。

「様々なエンジンサプライヤーのパフォーマンスが収束するように、そのままにしておけばいい」

「しかし一方では、サウンドに関する議論や、燃料のセーブについて考慮する必要がある。それなら少し調整して、最高回転数をやや引き上げ、燃料使用量を緩和すればいいだろう。良いレースをするには、それで十分だ」

「(新レギュレーションを)すぐに知ることのリスクは、誰もが今すぐにでも開発を始めるであろうということであり、2種類のエンジンを並行開発するのは、狂っているというのが私の意見だ」

新規参入する自動車メーカーがいないなら、無理に新レギュレーションを導入しない方が、結果的にコストもかからないかもしれません。

Source: Toto Wolff: Developing 2021 engine alongside current one is 'madness’ – espn.co.uk

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FIA「フェラーリのハイブリッドシステムは合法」

急に速くなったフェラーリのパワーユニット(PU)に、疑いの目が向けられています。
フェラーリのエナジーストア(バッテリーのこと)がユニークな構造をしていることから、FIAのセンサーをくぐり抜けて、規定以上のパワーを使っているのではないかと噂されていたのです。

これを受けてFIAはモナコで調査したものの、違反は発見されませんでした。
しかしここにきてフェラーリPUを使うカスタマーチームまでパワーアップしているので、疑惑が再燃しているのです。

しかしFIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、フェラーリに「全ての面で満足している」と語り、レギュレーション上の問題が無いことを強調しています。

ルノーシリル・アビテブールは、「彼らが何をやっているのか本当に不思議だ」と語っています。
違法ではないのかもしれませんが、フェラーリが他チームの思いつかない方法でパワーを得ている、もしくはパワーを上手く利用しているのは確実です。

Source: Whiting insists Ferrari’s hybrid system is legal – pitpass.com

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