デイリーF1ニュース（2018年7月30日）ハンガリーGP 決勝の結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ハンガリーGP 決勝の結果
- ガスリー6位入賞も、ハートレーは好機を逸す
- レッドブル、トラブル頻発のルノーPUに我慢の限界
それではご覧ください。
ハンガリーGP 決勝の結果
2018年のハンガリーGPは、メルセデスのルイス・ハミルトンが制しました。
危なげなくポール・トゥ・ウィンを決め、セバスチャン・ベッテル（フェラーリ）とのポイント差を24に拡げています。
メルセデス勢はウルトラソフトを履いてスタートしましたが、フェラーリ勢はキミ・ライコネンがウルトラソフト、ベッテルはソフトタイヤでのスタートでした。
ベッテルは、後半にスパートをかける戦略だったのでしょう。
ベッテルの敗因は、ピット作業でのミスにより、バルテリ・ボッタス（メルセデス）の先行を許したことです。
抜きづらいハンガロリンクでボッタスにブロックされたベッテルは、本来のペースで走ることができず、ハミルトンにタイヤをいたわる余裕を与えてしまいました。
ガスリー6位入賞も、ハートレーは好機を逸す
雨の予選で好グリッドを獲得したトロロッソは、ピエール・ガスリーが殊勲の6位入賞を果たしたものの、ブレンドン・ハートレーは11位に終わり、ダブル入賞とはなりませんでした。
「（F1の）Bクラスでは優勝だ」と、ガスリーは喜びを語っています。
「もちろん、これ以上は不可能だと僕たちはわかっている。Bクラスでは唯一周回遅れにされなかったと思うから、それは本当にいい気分だよ」
ガスリーはホンダPUに対し「もっとパワーが必要」だと要求しつつも、「ドライバビリティは素晴らしかった」と称賛しています。
一方、ハートレーは戦略ミスでポイントを逃してしまいました。
「私たちはミディアムタイヤに変えるため、かなり早くピットインした」とハートレー。彼はニコ・ヒュルケンベルグ（ルノー）のアンダーカットに対応すべく、24周目にタイヤ交換しています。
「まだチームとは戦略について正確な話し合いはしていないけど、明らかにそれは上手く行かなかった」
「理由のひとつは、柔らかいコンパウンドのタイヤを履いていた人たちがステイアウトし、私たちをオーバーカットしたことだ。そして私はブルーフラッグも振られていた」
「そのせいでグロージャンやマクラーレン、あとわからないけど他の誰かに対してポジションを失った」
「明らかにチームを時折ストラテジーを分けなければならないが、今日はそれが私にとって上手く機能しなかった」
ハートレーにミディアムを履かせた理由がよくわかりません。
ヒュルケンベルグがミディアムに交換したから真似たというのならば、ちょっと安直すぎると思います。
Source 1: Gasly hails “B-class victory” with sixth place finish – racefans.net
Source 2: Hartley disappointed as “double negative” strategy leaves him out of points – racefans.net
レッドブル、トラブル頻発のルノーPUに我慢の限界
マックス・フェルスタッペンのハンガリーGPは、わずか5周で終わってしまいました。
ルノーPUにトラブルが発生したためです。
PU絡みのトラブルでレッドブルがリタイアに追い込まれたのは、これで今季8回目となります。
「僕は無線で非常に怒っていた」とフェルスタッペン。「ビープ音が多く鳴っていただろうね! 彼らがそれを鳴らしたのは残念だ。（放送を）許可した方が良かった」
「きちんとしたエンジンになることを期待してチームは数百万ポンドも払っているのに、それは壊れ続ける」
「僕たちはまた、直線で最も遅い。正直言って、今の時点では受け入れがたい」
チームを率いるクリスチャン・ホーナーも苛立っています。
「我々は1流の、最先端の製品のために、これらのエンジンに数百万ポンドを支払っている」とホーナー。「かなり明確に、その基準よりも下にあることがわかるだろう。だからイライラしている」
昨年序盤のホンダ並に壊れまくっているルノーPUですが、ルノー・スポールF1のシリル・アビテブールは「今年は信頼性重視」だと何度もコメントしているんですよね。
ルノーはあまりお金をかけずに済ませようとしているので、開発体制そのものに不足があるのかもしれません。
Source 1: Verstappen 'not in holiday mood’ after Hungary retirement – f1i.com
Source 2: Horner hits out at Renault – pitpass.com
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