デイリーF1ニュース(2018年11月3日)ルクレール、ペースダウンするよう50回も言われる
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ルクレール、ペースダウンするよう50回も言われる
- オランダGPの有力候補地はザントフォールトか
- クルサード「フェラーリはベッテルへのサポートが足りない」
それではご覧ください。
ルクレール、ペースダウンするよう50回も言われる
ザウバーのシャルル・ルクレールは、メキシコGPで極端なタイヤ温存作戦を取ったために、無線でチームから50回も「ペースダウンしろ」と言われたのだそうです。
チームがあまりにもしつこく言うので、ルクレールは「車に問題があるのか?」と逆に尋ねたと言います。
ルクレールはハイパーソフトタイヤでスタートした5人のうちの1人でした。
彼はハイパーソフトで13周走り、その後スーパーソフトに切り替えて何と56周を走破。
見事7位に入賞しています。
ルクレールは1分25秒5という目標タイムを設定されていましたが、彼の最速ラップからすると、5秒は速く走れるポテンシャルを持っていました。
それほど遅く走っていたのに、最終コーナーからの加速では速かったために、ルクレールを抜くのは難しかったようです。
ケビン・マグヌッセンも「彼は16コーナーの出口で信じられないほど速い」と無線でコメントしていました。
Source: Leclerc told 50 times to save his tyres in Sauber’s extreme Mexico strategy – racefans.net
オランダGPの有力候補地はザントフォールトか
F1のオーナーであるリバティ・メディアは、F1オランダGPの開催候補地として、ザントフォールトサーキットを選んだようです。
リバティは2020年からのF1開催をもちかけていると、オランダメディアが報じています。
これまでオランダGPの開催候補地としては、アムステルダムの市街地コースや、MotoGPでお馴染みのアッセンサーキットなどが取り沙汰されてきましたが、どちらでも反対運動に直面したため、結局ザントフォールトに落ち着いたようです。
ザントフォールトでは1985年まではF1グランプリが開催されていましたが、それ以降はDTMなどが開催されるだけにとどまっています。
テクニカルコースなので、ツーリングカーレースでは面白いバトルが展開されるのですが、F1ではオーバーテイクできるのか疑問です。
Source: Liberty Media sends a Dutch Grand Prix offer to Zandvoort – f1i.com
クルサード「フェラーリはベッテルへのサポートが足りない」
元F1ドライバーのデイビッド・クルサードは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに対するサポートが、足りていないと考えています。
「ルイス(ハミルトン)がサポートされているようなやり方で、チームがベッテルをサポートしていないと私は感じている」とクルサード。
「ベッテルがかなり鞭打たれているにもかかわらず、メルセデスの全体的な気持ちとしては、ルイスこそそうだと感じている」
「もっと後押しがあれば、ベッテルはより多くのレースを勝ち、チャンピオンシップにチャレンジできる人だ」
「モンツァでフェラーリが何をして、キミ(ライコネン)にポールを許したのか。そしてベッテルは2位で第2シケインに入っていったが、(スピンして)ハミルトンに先行を許してしまった。そのようなものは彼らを後退させる」
「彼らの戦略的な決定が、ベッテルにとって一定の逆風となったことは否定できない。それと一般的な不運と、彼の凡ミスもある」
ベッテルのドライビングミスは擁護できませんが、フェラーリの戦略ミスが繰り返し発生していたことも事実です。
チームを一新する時期なのでしょう。
Source: Coulthard: Ferrari support for Vettel insufficient – f1i.com
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