デイリーF1ニュース(2018年11月2日)ベトナムGPが2020年にハノイで開催
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ベトナムGPが2020年にハノイで開催
- ハースがアブダビテストにルイス・デレトラズを起用
- ブラジルGPの各ドライバータイヤセレクト
それではご覧ください。
ベトナムGPが2020年にハノイで開催
ハノイ市の人民委員会(ベトナムは社会主義国家なので)が、F1ベトナムGPの開催をほのめかす発言をしています。
ほぼ決定と見て間違いないようです。
ベトナムの政府関係者は「ハノイ当局は、開催予定地に住む人々に、レース開催についての意見を尋ね、観光客を誘致するための支援を表明している」と発言しています。
FIAからの発表はまだありませんが、チャーリー・ホワイティング(FIAのレース・ディレクター)の以前のコメントによると、市街地サーキットの設計は順調に進んでいるということなので、おそらくこのまま正式決定となるでしょう。
東南アジア地域で開催されているF1グランプリは、現在のところシンガポールのみです。
以前はマレーシアでも開催されていましたが、観客数の減少により2017年をもってF1との契約を終了しています。
Source: Vietnamese Grand Prix 'will take place in 2020 in Hanoi’ – bbc.com
ハースがアブダビテストにルイス・デレトラズを起用
最終戦アブダビGP後に同地で開催されるF1テストに、ハースはF2ドライバーのルイス・デレトラズを起用するようです。
デレトラズはスイス・ジュネーブ出身の21歳で、母国ではカートで複数のタイトルを獲得した他、フォーミュラ・ルノー2.0 NECでは2015年にシリーズチャンピオンに輝いており、同年のフォーミュラ・ルノー・ユーロカップでシリーズ2位、2016年のフォーミュラV8 3.5でもシリーズ2位となっています。
2017年にF2にステップアップし、今年のF2では2度表彰台を獲得しました。
今回の彼のテスト参加は、アブダビに拠点を持つADSSグループの資金によって実現したようです。
「アブダビでF1デビューできることに、とても興奮しています」とデレトラズ。
「ジーン・ハースとギュンター・シュタイナーの両名に感謝しています。私にハースF1チームでテストする機会を与えてくれました」
「F1ドライバーになるという最終的な目標において、もうひとつの重要なステップとなる支援をしてくれた、ADSSグループにも同じく感謝しています」
「成長し、私を証明するショーケースでもあるので、2018年シーズンを終わらせる完璧な方法です。アブダビでVF-18を走らせる前に、ブラジルにおいてハースF1チームと共に時間を過ごすのを楽しみにしています」
ハースはフェラーリのコンポーネントを数多く流用しているものの、ドライバー選考に関してはマラネロの介入を拒否しています。
つまりフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属していない若手ドライバーでも、テストの機会やシートを得るチャンスがあるわけです。
デルトラズのように自動車メーカーのサポートを受けていないドライバーには厳しい時代ですが、何とかチャンスを掴んでもらいたいですね。
Source: Deletraz to test for Haas – pitpass.com
ブラジルGPの各ドライバータイヤセレクト
ピレリがブラジルGPにおける各ドライバーのタイヤセレクトを発表しましたが、どのドライバーもほとんど同じような構成となっています。
マクラーレンがスーパーソフトをやや控えめに選んでいる他は、さしたる違いがありません。
昨年はトップ3のドライバーがスーパーソフトでスタートし、途中でソフトに交換して走りきったので、今年も同様のピット戦略になるはずです。
しかし日曜日の天気予報が雨(降水確率65%)なので、決勝レースでは波乱があるかもしれません。
Source: Little variation in teams’ Brazilian GP tyre picks – racefans.net
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