デイリーF1ニュース(2018年10月31日)スチュワート「ベッテルはピークを過ぎた」

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本日のニュースは以下の3本です。

  • スチュワート「ベッテルはピークを過ぎた」
  • 「フォーミュラ1.5」問題はすぐに解決しない
  • インディカーとF1のタイム差

それではご覧ください。


スチュワート「ベッテルはピークを過ぎた」

3度のF1ワールドチャンピオンであるジャッキー・スチュワートは、セバスチャン・ベッテルがキャリアのピークを過ぎたと考えています。

「セバスチャンはピークを過ぎ、ルイス(ハミルトン)はまだ成長していると思う」とスチュワート。

「セバスチャンが調子を取り戻せないという理由は無いが、非常に難しいだろう。なぜならあんなシーズンの後には、自分自身により批判的になるからだ。やるべきでないことだけでなく、やるべきことであってもね」

「彼は20歳でF1デビューし、26歳のときには4度のワールドチャンピオンだった」

「(ベッテルのミスについて)他の人のせいにし続けることはできない。世界選手権を戦っていると、自分の動きが問題になる可能性があるとわかるが、必ずしもそれを試す必要はない。ここぞという時を待つだけだ」

「私はセバスチャンが大好きだ。彼はとても良いドライバーだよ。非常に感情的で、技術的にはおそらくまだベストだろう。しかし、彼は以前のような明晰な頭脳を持っていない」

スチュワートの言う通りかどうかはわかりませんが、ベッテルがとっさの判断力を欠いているのは確かです。
スチュワートはF1界の友人を数多く事故で失ってきた人物なので、一度落ちたモチベーションを取り戻すことが、どれだけ難しいかわかるのだと思います。

Source: Stewart: Mistakes mean Vettel could be past his peak – f1i.com

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「フォーミュラ1.5」問題はすぐに解決しない

メルセデスフェラーリレッドブルの3強チームとそれ以外の間には、大きなラップタイム差があります。
ベスト・オブ・ザ・レスト(3強以外の最上位)を争う7チームは、フォーミュラ1.5といってもよいくらいです。

「全体としての将来の目標は、ショーを増やすことだ」と語るのは、ザウバーを率いるフレデリック・ヴァスールです。

「そのための最善の方法は、車の間にあるギャップを縮めることだ」

「コストキャップの導入は一つの手段であり、賞金の面でより公平な分配をすれば、後方のグリッドにいるチームが少しギャップを縮めることができる」

「だが私は、2021年のトップチームとの戦いは、私たちにとって難しいものになると確信している。もっと近づく必要がある」

ヴァスールは3強とのギャップが縮まらない理由として、ビッグチームのインフラの優位性を挙げています。
ワンメイクレースであってもチーム力の差が出るくらいなので、ちょっとやそっとの対策では差は縮まらないはずです。

Source: No quick fix to ‘Formula 1.5’ problem – racefans.net

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インディカーとF1のタイム差

インディカーが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を初めて走行しました。

走行したのはトニー・カナーン(AJフォイト)アレキサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)の2台です。

ロッシが記録した非公式な最速ラップは、1分47秒8でした。
一方、先日のアメリカGPでルイス・ハミルトンが記録したポールポジション(PP)タイムは、1分32秒237でした。
インディカーはオーバルコースにも対応できるシャシーですし、コストにも配慮されていますから、ロードコースでF1よりも遅いのは仕方がありませんが、それでも15秒ほどの差があります。

F2マシンとF1の差はどうでしょう?
低・中・高速コーナーがバランス良く配置されているシルバーストーン・サーキットで比較すると、今年F2でジョージ・ラッセルが記録したPPタイムが1分39秒989、F1はハミルトンが記録した1分25秒892です。

スーパーフォーミュラ(SF)とF1を比較すると、鈴鹿での最速タイムはSFが1分35秒907、F1は昨年ハミルトンが記録した1分27秒319となっています。

コースが違うので正確な比較ではありませんが、ロードコースにおけるF2とインディカーは、おそらく同じくらいのラップタイムでしょう。
SFはそれらよりも少し速いと考えられます。

Source: IndyCar test at COTA reveals massive gap with F1 – f1i.com

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