デイリーF1ニュース(2018年2月12日) F1のCEOがフェラーリに警告
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- F1のCEOがフェラーリに警告
- フェルスタッペン「メルセデスエンジンがあれば……」
- ローゼンクビスト「チャンスがあればF1に」
それではご覧ください。
F1のCEOがフェラーリに警告
F1のCEO(最高経営責任者)であるチェイス・キャリーは、F1からの撤退をちらつかせるフェラーリのやり方が、F1ファンの興味の対象となっていることの影響を憂慮しています。
「フェラーリはユニークな重要性を持ち、そしてレジェンドだ」とキャリー。「しかし他チームと同様に扱わなければならない」
「われわれは彼らを、このカテゴリーの一部として残したい。われわれはこのスポーツを良い方向に変えたいのであって、チームを変えたいのではない」
「合意に達することはできる。しかし主な目的は交渉することではなく、ファンの関心が第一になる」
「サーキットでのショーを改善しなければならない。(この点に関しては)空力は役に立たず、サーキットのコースレイアウトの一部も問題だと言われている」
F1側としてはファンの関心を取り戻すこと、そして全てのチームを公平に扱うことを優先すると考えているわけですね。
しかしこれまで特別待遇でF1に参戦してきたフェラーリからすると、それは耐え難い屈辱なのかもしれません。
Source: Carey warns Ferrari: 'The interests of the fans come first!’ | en.f1i.com
フェルスタッペン「メルセデスエンジンがあれば……」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ルノーではなくメルセデスエンジンを積んでいれば、レッドブルがチャンピオンになれると考えているようです。
「メルセデスやフェラーリのエンジンと比較すると、僕たちのは安定性に欠ける」とフェルスタッペン。
「しかしそれにはいくつかの要因がある。そうでなければ、とうの昔に問題を解決できていただろう」
しかしシャシーには圧倒的な自信を持っているようです。
その自信の根拠となっているのは、2017年の序盤戦における躓きから、チームが素早く立ち直ったことにあります。
「開発陣は低ドラッグなマシンになると思っていたみたいなんだけど、何らかの理由でそうはならなかった」と、フェルスタッペンは昨年序盤戦で不振だった経緯を説明します。
「もしかしたら楽観的すぎたのかもしれない。だけどチームはその状況から素早く方向転換することができたんだ」
「もちろん、シーズンはそのときすでに失われていたけど、正しく導くことができるという将来に対する自信にはなった」
レッドブルのアドバイザーのヘルムート・マルコは、今季のシャシーの出来にかなり自信を持っているようですから、今年はフェルスタッペンが表彰台の中央に立つシーンを数多く見れるかもしれませんね。
Source : Verstappen: Red Bull would dominate F1 with Mercedes power | motorsport.com
ローゼンクビスト「チャンスがあればF1に」
今年はスーパーGTにもレクサスから参戦するフェリックス・ローゼンクビストですが、彼が一番力を入れているのは、どうやらフォーミュラEのようです。
「(フォーミュラEは)私が今参戦したいチャンピオンシップであることが、極めて明確になりました」とローゼンクビスト。
「チャンスがあれば、F1に行くのが私のベストだと思います。ではF1以外で最高のドライバーはどこにいるのか? もし彼らを打ち負かすことができれば、彼らと同じくらい十分に良いドライバーであるはずです」
「それが私のキャリアパスで考えていることです。私はまだF1に行くには十分に若いので、諦めるべきではありません」
「(フォーミュラEは)DTMやF2、またはインディカーなどよりも、ベストの場所だとわかっています」
クレバーな彼のことですから、F1に行けなかったときのことも考えているはずです。
彼がスーパーGTに参戦するのは、おそらくトヨタとのコネクションを持ちたいからでしょう。
ル・マンに出れるかもしれませんし、日本のレース界にも顔を売れますからね。
Source : Title hopeful Rosenqvist says FE his best shot of earning F1 chance | autosport.com
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