デイリーF1ニュース(2018年10月4日)フェラーリPUのパワーが落ちた!?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- フェラーリPUのパワーが落ちた!?
- フェラーリが新しいリバリーを発表
- ピレリの日本GPプレビュー
それではご覧ください。
フェラーリPUのパワーが落ちた!?
メルセデスを圧倒するパワーで優位を築いていたはずのフェラーリでしたが、シンガポールとロシアでは、そのメルセデスにまるで歯が立ちませんでした。
その原因として、パワーの低下が挙げられています。
ドイツのAuto Motor und Sportによると、FIAが最近2つめのセンサーを追加してからというもの、GPSデータ上のフェラーリのパワーも低下したそうです。
フェラーリはツインバッテリーのエナジーストアを搭載しており、それを利用してレギュレーションで認められている以上のエネルギーを利用しているのではないかと、他チームから疑いの目を向けられていました。
調査をしたFIAが違法性は無いと結論付けたため、フェラーリの疑いが晴れたと思われていましたが、新たなセンサーの追加でパワーダウンしたとすれば、やはり何らかの手段で規制の穴を突いていたのかもしれません。
メルセデスは「それでもまだフェラーリの方がパワフル」だと主張していますが、跳ね馬に以前ほどのアドバンテージはなさそうです。
Source: Ferrari power advantage dropped after FIA added second sensor! – f1i.com
フェラーリが新しいリバリーを発表
フェラーリの商業パートナーであるフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)が、「MISSION WINNOW」という新たなブランドプラットフォームを発表しました。
SF-71Hのエンジンカバー、リアウイング、Halo、そしてドライバーのレーシングスーツに、MISSION WINNOWのロゴが提示されます。
フィリップ・モリスは、傘下のタバコブランドである「マールボロ」を用いて、長年に渡りフェラーリを支えてきましたが、タバコ広告が禁止されてからは、車体にロゴなどを表示することはありませんでした。
今回のMISSION WINNOWは、フィリップ・モリスにとって表舞台への久々の復帰となります。
WINNOWは元々、穀物から籾殻を除去することを意味する言葉だったようですが、転じて不要なものを取り除くという意味や、不正確なものと真実を区別するという意味になったそうです。
情報が氾濫する世界において、WINNOWというコンセプトは非常に重要だと、フィリップ・モリスのCEOは述べています。
Source : Ferrari unveils new livery and branding ahead of Japanese GP – f1i.com
ピレリの日本GPプレビュー
鈴鹿サーキットは1周の65%をフルスロットルで走行します。
それゆえにエンジンとブレーキへの負担が大きいトラックです。
コーナーは多種多様で、ドライバーのテクニックとマシンパフォーマンスが試されます。
特にコース前半にある高速のS字区間とデグナーでは、ハンドリングバランスが重要です。
速度の変化も大きく、高速コーナーの130Rは300km/hオーバーで通過するのに対し、その先のシケインでは50km/hしか出ません。
ちなみに最高速は330km/hです。
鈴鹿はピットストップのロスタイムが比較的少ないコースですが、今のF1では2ピットストップ戦略が取られることはないでしょう。
鈴鹿では現在までに29回F1が開催されていますが、ポール・ポジションのドライバーが勝ったのは14回しかありません。
抜きにくいコースですが、順位の変動は意外と起こりやすいようです。
Source : Japanese GP: Track notes, DRS, tyres and more – pitpass.com
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