デイリーF1ニュース(2018年10月3日)元フェラーリドライバーがルクレールの起用を評価
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- 元フェラーリドライバーがルクレールの起用を評価
- ロシア当局、F2ドライバー・マルケロフの父親を逮捕
- フォーミュラE代表「5年でF1に追いつく」
それではご覧ください。
元フェラーリドライバーがルクレールの起用を評価
フェラーリの元ドライバー2人は、マラネロがシャルル・ルクレールを起用したことを高く評価しているようです。
「ルクレールは優れたドライバーだ」と語るのは、80年代や90年代にフェラーリで活躍したゲルハルト・ベルガーです。
「(来年のラインナップは)非常に面白い。私は(フェラーリでの)最初の年が、学習期間以上のものになると思う」
フェリペ・マッサも、ルクレールを高く評価しています。
「彼らはうまくやった」とマッサ。「フェラーリは2019年に向けて、素晴らしいドライバーペアを有していると思う」
「才能に加えて、シャルルには素晴らしい頭脳があり、私の意見ではマックス・フェルスタッペンよりも成熟している」
「私は彼がいつか世界チャンピオンになると確信しており、セバスチャン・ベッテルを相手にすれば、お互いをプッシュするだろう」
ルクレールが活躍するのは良いのですが、ベッテルとの実力差が拮抗してくると、また別の問題が発生しそうで不安です。
メルセデスですらチームオーダーを1度発動しただけで、あれほどチームが動揺しているのですから。
Source: Berger and Massa in favour of Ferrari driver shake-up – f1i.com
ロシア当局、F2ドライバー・マルケロフの父親を逮捕
F2チームのロシアンタイムに所属し、ロシアGPではルノーからFP1に出走したアルテム・マルケロフの父親が、ソチで逮捕されました。
アルテムの父であるヴァレリー・マルケロフは、ロシア内務省経済安全保障・汚職対策総局(GuEBiPK)のドミトリー・ザハルチェンコ副局長に、賄賂を与えた疑いがかけられています。
ザハルチェンコは「多額の収賄」「職権濫用」「司法妨害」等の容疑で拘束されており、彼とその家族が横領した金額は4億7500万ドルを超えると言われています。
ロシア当局の調査によると、ヴァレリー・マルケロフと3人の共犯者は、2007年から2016年の間に、ザハルチェンコに対し総額20億ルーブル以上の賄賂を提供したそうです。
その見返りとしてザハルチェンコは、マルケロフの会社(鉄道関連の請負業者らしい)をその権力で支援していたといいます。
アルテム・マルケロフにレース資金を提供しているのもその会社ですから、今回のことで来季のレース活動に支障をきたすかもしれません。
Source : Renault test driver Markelov’s father arrested in Sochi – racefans.net
フォーミュラE代表「5年でF1に追いつく」
「5年後には、彼ら(F1)はたくさんの熱を感じ始める」と語るのは、フォーミュラE(FE)のCEOであるアレハンドロ・アガグです。
「10年後には、(F1が)EVに切り替えるというのはかなり難しくなっているはずだ。彼らは(FIAとFEの契約があるために)できないが、実際に電気に切り替えるという圧力を感じるはずだ」
「自動車業界が電気であれば、フォーミュラEは世界の主要なモータースポーツになると思う。10年後には、EVは内燃機関の車と同じくらい速く走るだろう。EVが速く走っているときに、古い技術にこだわる理由とは何だ? 新しい技術に移行すべきだ」
FEは観客動員数や視聴率に関するデータが乏しいので何とも言えませんが、現状ではF1との間に大人と子供ほどの経済格差があります。
その経済格差が、単にEVでレースするだけで埋まるとは思えません。
Source : Agag predicts Formula E will challenge F1 in five years – f1i.com
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