フォード・マスタング・ブリット スティーブ・マックイーンの映画「ブリット」のトリビュートモデル
フォード・マスタングに、スティーブ・マックイーン主演の映画「ブリット」をトリビュートしたモデルが追加されました。
フォードは日本市場から撤退してしまったので、日本で購入することは難しいでしょうが、とてもかっこいい1台です。
今回はフォード・マスタング・ブリットの概要についてお伝えします。
映画「ブリット」とは?
スティーブ・マックイーンがマフィアと戦うサンフランシスコ市警本部の刑事を演じた、1968年公開のハリウッド映画です。
坂の多いサンフランシスコの街中を、1968年型のフォード・マスタングGT390と、ダッジ・チャージャー440R/Tがカーチェイスするシーンが話題を呼び、日本でも大ヒットしました。
マックイーンは当時すでにレーサーとしても活躍していたので、カースタントの一部は彼自身がドライブしています。
カーチェイスシーンはいわゆる早回しではなく、実際にクルマを高速で走らせて撮影したものです。
当時としては珍しいオンボードカメラでの映像も、臨場感を盛り上げるために一役買っています。
フォード・マスタング・ブリット(2019年モデル)
エクステリア
映画のマスタングと同じく、ダーク・ハイランド・グリーンに塗装されています。
他にブラックペイントも選べるようです。
インテリア
白い球形シフトノブは、映画の撮影に使われた68年式マスタングからのオマージュだそうですが、映画ではインテリアの映るシーンが無いので確認できませんでした。
緑のステッチが入ったスーパースポーツレカロシートが装着されます。
センターコンソールのタッチスクリーンは12インチです。
シャシー
フロントブレーキはブレンボの6potピストンキャリパーにアップグレードされています。
トルセンLSDも装着されているものの、フォードによるとこのマスタング・ブリットは「サーキット走行向きではない」そうです。
しかしながらヘビーデューティー・スペックのスプリングに交換されており、リアのスタビライザーも強化されるなど、ノーマルよりはスポーティーなセッティングとなっています。
オプションでフォードの磁性体ダンパー「マグネライド」を選択することも可能です。
エンジン
5リッター・V型8気筒は、より冷たい空気を流入できるGT350由来のエアインテークと、87mm径(元は82mm)のビッグスロットルに交換されたことで、最高出力が487psに増大しています。
ベースとなるマスタングGTからは、実に21psものパワーアップです。
トルクに関しては570Nmで変更はありません。
0-100km/hのタイムも4.6秒のままです。
エキゾーストシステムは、アクティブバルブ・パフォーマンス・エキゾーストに変更されています。
ギアボックスは6速マニュアルです。
価格・発売日
すでに販売中ですが、日本で手に入れるには並行輸入以外に手が無いでしょう。
米国価格は47,590ドルです。
日本円に換算すると、およそ530万円となります。
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