デイリーF1ニュース(2018年8月11日)バンドーンの立場は危うい
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- バンドーンの立場は危うい
- ハンガロリンクが改修を計画中
- F1を電気自動車のレースにはできない!?
それではご覧ください。
バンドーンの立場は危うい
マクラーレンのストフェル・バンドーンは、今年の予選でチームメイト(フェルナンド・アロンソ)に一度も勝利していません。
ちなみにチームメイトに勝っていないのは、パドックにおいて彼だけです。
「私はストフェルに失望しているとは言わないが、彼がチームメイトをもう少し頻繁に打ち負かすのを見たいと思っている」と語るのは、マクラーレンのザック・ブラウンです。
「それはどんな状況でも同じだ。毎週末お互いに打ち負かすことで、チームメイトが引き裂かれるのを見たいと思うだろう」
「彼は定期的にそれをすることができなかったが、私は昨年の段階で、彼に非常に困難な状況を与えたことを知っていたので、失望しているとは言わない。今年は彼のために非常に上手く機能する車を提供できていないしね」
アロンソは「以前のチームメイトはストフェルよりも遅かった。2014年のキミ(ライコネン)とは、毎レース(の予選で)0.6~0.7秒差があった」とバンドーンを擁護していますが、その彼が来季もF1にとどまれるかは不透明な情勢です。
数字だけ見れば、来季のシート獲得は絶望的と言うしかありません。
Source : Vulnerable Vandoorne feeling the heat at McLaren – f1i.com
ハンガロリンクが改修を計画中
ハンガリーのハンガロリンクが、大規模な改修を計画しているそうです。
ハンガロリンクはこれまでに、2度の改修を受けています。
直近の改修は2003年で、コース全長が4.381kmに延長されました。
3度めとなる今回は、2019年のグランプリ終了後に、作業を3段階に分けて行われます。
これは改修作業中もレースを継続して行うためです。
第1段階では、メインスタンドと解説ブースが更新されます。
続いてガレージ、レースコントロール、メディアセンターなどを含むピットビルが再建され、最後に新しいビジターセンターがコンプレックスの敷地内に建設されるようです。
この計画はハンガリー政府も支持しているということで、間違いなく実行されるでしょう。
ハンガリーGPは数多くのファンも詰めかけますし、理想的な環境ですね。
Source: Hungaroring’s future looks secure with huge investments after the 2019 race – f1technical.net
F1を電気自動車のレースにはできない!?
F1のモータースポーツ・ディレクターであるロス・ブラウンは、将来的にF1が電気自動車(EV)となる可能性について「止めることは何もない」とコメントしましたが、フォーミュラE(FE)の創業者であるアレハンドロ・アガグは、FIAとFEとの合意があるために、F1がEVの選手権となることは不可能だと主張しています。
「ロス氏はF1が10年後にEVになることもできると語ったが、基本的には不可能だ」とアガグ。
「FEは、25シーズンにわたるFIAとの独占ライセンスを取得しており、まだ4年しか経っていない」
「FIAとの契約を更新しなければ、F1は早ければ2039年にもEV化できるが、私がさらに長い契約に更新してはいけない理由はない」
F1がEVとなるには、FEがFIAと結んでいる契約自体を買い取る必要がありそうです。
もちろん、アガグは簡単には売らないでしょう。
Source: F1 would need permission to go fully electric – Formula E’s Agag – autosport.com
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