デイリーF1ニュース(2018年9月24日)ルクレールはベッテルを倒せるか?

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本日のニュースは以下の3本です。

  • ルクレールはベッテルを倒せるか?
  • ストロール「車のせいで進歩を示せなかった」
  • F1がタイヤ戦争をやめた理由

それではご覧ください。


ルクレールはベッテルを倒せるか?

シャルル・ルクレール

フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身で、現在はメルセデスのGTワークスドライバーとしてブランパンGTシリーズを戦うラファエル・マルチェッロは、シャルル・ルクレールセバスチャン・ベッテルを倒せると信じているようです。

「私はベッテルを、ハミルトン、アロンソ、クビサと同レベルだと評価したことはない」とマルチェッロ。「シャルルがフェラーリ入りすれば、すぐにセバスチャンを破ることができると信じている」

「フェラーリが2018年ワールドチャンピオンシップに勝つことができなければ、それはセバスチャン・ベッテルのせいだと思う」

「レッドブルをドライブして4連覇を達成したとき、彼のチームメイトはマーク・ウェバーだったが、チャンピオンではなかったし、彼らの車は他よりもかなり速かった」

「(ダニエル・リカルドはベッテルよりも強いか? という質問に対し)ええ、我々はトラック上でそれを見た。 もちろん、RB10がセバスチャンよりもダニエルのドライビングスタイルに適していたと主張する人もいる」

「結局のところ、我々は望むように何とでも言うことができるが、チャンピオンは自分のスタイルをレーシングカーに適応させる方法を、常に理解しなければならない。 また、偉大なチャンピオンは、プレッシャーの下で破綻することはできない」

「しかし、あなたも見たように、ベッテルはプレッシャー下にあるとしばしば苦しんでいる」

ベッテルに何か恨みでもあるのかというぐらい辛辣なコメントですが、ベッテルのミスが相次いでいるのも確かです。
しかも今季はフェラーリのマシンの方が速いため、ベッテルは言い訳できません。
外部の批判を黙らせるには、結果で示すしかないでしょう。

Source: F1 | Marciello: “Vettel is not at the same level of Hamilton, Alonso and Kubica” – formulapassion.it

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ストロール「車のせいで進歩を示せなかった」

ウィリアムズランス・ストロールは、自分のポテンシャルを完全には示せていないと感じています。

「僕のドライバーとしてのポテンシャルからは程遠い」とストロール。「学ぶことがたくさんある」

「毎週末にとても多くの経験を得てきた。車に乗るたびに、まだ自分が学んでいるように感じる。だからさらに多くを得られることは間違いない」

「僕が昨年のどこにいたかを考えてみると、車に乗っている時間と経験だけで、ドライバーとしての長い道のりを歩んできたと思う。そして僕はまだ19歳なので、さらに良くなると思う」

「残念なことに、車とチームにとってはチャレンジングな1年だった。だからある程度の進歩を実際に示すことはできなかった」

ドライバーとしてはパフォーマンスが改善しているものの、マシンパフォーマンスのせいでそれを証明できていないとストロールは感じているようです。
ただ、チームメイトのセルゲイ・シロトキンに、予選結果で負け越しているのはいただけません。
ルーキーのシロトキンが意外と速いのか、それともストロールが遅いのか……。
来季ストロールがフォース・インディアに移籍すれば、セルジオ・ペレスとの比較で真の実力が見えてくるはずです。

Source : Stroll says he’s ‘far from reaching his potential’ – racefans.net

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F1がタイヤ戦争をやめた理由

2020年からのタイヤサプライヤーの入札にハンコックが参加し、ピレリと争うことになりましたが、FIAはなぜサプライヤーを1社に限定しているのでしょうか?

ピレリのマリオ・イゾラによると、その要因はコストにあるようです。

現在は7種類のコンパウンドで1シーズン・21戦を戦っていますが、タイヤ戦争が始まったならそうはいきません。
各サーキットごとに専用のコンパウンドを用意するのみならず、専用のタイヤ構造まで必要になるのだそうです。
その結果として、コストは現在の3倍になるとイゾラは試算しています。

タイヤ戦争でコスト増となるのは、タイヤメーカーだけではありません。
それぞれのサーキットで専用のコンパウンドと構造が用いられるということは、それだけセットアップが複雑になるわけですから、専用のテストチームが必要になります。
タイヤ戦争が行われれば、ビッグチームとそれ以外との格差は、ますます大きくなることでしょう。

だからほとんどの選手権でワンメイクなのだ、とイゾラは語っています。
日本のスーパーGTはマルチメイクですが、もしかするとそのせいでかなりコストがかかっているのかもしれません。

Source: Why F1 won’t go back to having a tyre war – racefans.net

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