デイリーF1ニュース(2018年10月18日)ルノーのボス、ホンダの進歩を認める

F1,デイリーF1ニュース,モータースポーツ

最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース
本日のニュースは以下の3本です。

  • ルノーのボス、ホンダの進歩を認める
  • バンドーンが初めてフォーミュラEをテスト
  • アメリカGPのお天気

それではご覧ください。


ルノーのボス、ホンダの進歩を認める

スペック3の投入により、ホンダのパワーユニットの最高出力は、ルノーのそれを上回ったと言われています。
そのことをルノースポールF1のマネージング・ディレクター、シリル・アビテブールも認めているようです。

「率直に言って、私は人生の全てを心配している」とアビテブール。心配性なんですね。「だが、エンジンの状況については特に心配している」

「昨年から我々が目にしてきたように、ホンダは大きな一歩を踏み出し、大きな進歩を果たした」

レッドブルは明らかに巨額を投じており、見たところその額は我々よりも大きい」

「レッドブルとホンダ(の提携)に不満は無いが、率直に言えば我々には我々のやり方がある」

「我々には計画があり、それを実行している。軍拡競争だけではない」

「我々はパッケージの全ての側面について開発している。パワートレインまたはシャシーのいずれに関しても、誰かから何かの供給を受けているわけではない。だからステップ・バイ・ステップで行う必要がある」

「我々は来年のアップグレードにとても自信がある。我々は長期戦を望んでいる」

ルノーはずっと「来年こそは」と言っていますが、その約束が果たされたことはありません。
だからレッドブルにも愛想を尽かされたのでしょう。

ルノーの問題点は、明らかに資金の面で劣っていることです。
カルロス・ゴーンを始めとするルノーの経営陣は、少ない予算でも上手くやれば勝てると考えているようですが、相手が素人ならいざ知らず、プロ中のプロを相手に不利をひっくり返して勝つのは不可能です。
サッカー等の他のスポーツでも、リーグ戦の順位はほぼ予算規模順に並ぶのが常ですし、ルノーの現在のやり方では、今後も大きな飛躍は望めないと思います。

Source: Honda outspending Renault worries Abiteboul – f1i.com

目次に戻る

バンドーンが初めてフォーミュラEをテスト

来季からフォーミュラE(FE)に参戦することが決まったストフェル・バンドーンが、FEのプレシーズンテストに参加しました。
しかしトラブルの影響もあったようで、1日目は19位、2日目は14位で終えています。

「私の目的は、出来るだけ早くシリーズにおいて競争力を発揮し、良い印象を与えることだ」とバンドーン。

「ゲイリー(パフェット。2度のDTMチャンピオン)のような経験豊富なドライバーと一緒に働くことは素晴らしい。お互いに恩恵を受けることは間違いない」

「いくつかトラブルがあり、私たちはかなりの走行時間を失った。だがこのようなときはいつもそうだ。チームは完全に新しく、やっつけなければならないことがたくさんある」

「リヤドでの最初のレースでは、物事を正しく片付け、手続きを正しく行い、良いパッケージを用意することが目的だ」

バンドーンをFEに誘ったのは、メルセデストト・ヴォルフだそうですが、新規参戦チームにFE未経験のドライバー2人という構成は、やはり不安要素でしょう。

Source: Vandoorne sees 'steep learning curve’ ahead in Formula E – f1i.com

目次に戻る

アメリカGPのお天気

今週末のアメリカGPでは、雨が降るかもしれません。
金曜日の降水確率は65%、土曜日の降水確率は67%となっています。
日曜日の決勝レースはドライで走れそうですが、フリープラクティスと予選はレインコンディションとなりそうです。
今年はこういうのが多いですね。

週末3日間の気温は20℃前後で安定しているため、タイヤのデグラデーションは心配せずに済みそうです。

金・土が雨だとドライで走行する機会が無いため、決勝はぶっつけ本番でドライコンディションのトラックを走らなければなりません。
各チームとドライバーのセットアップ能力が試されるグランプリになるでしょう。

Source: Wet weekend expected in Austin but race could be dry – racefans.net

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。