デイリーF1ニュース(2018年10月21日)アメリカGP FP3・予選の結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- アメリカGP FP3・予選の結果
- フェルスタッペン、フェルストッパーの餌食に
- メルセデスはチームオーダーの発動も視野に
それではご覧ください。
アメリカGP FP3・予選の結果
2018年のアメリカGPのポール・ポジションは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が獲得しました。
シンガポールGP以降のの傾向とは異なり、今回の予選ではメルセデスとフェラーリの競争力が、かなり拮抗していました。
2番手タイムを出したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とハミルトンとの差は、わずか0.061秒でしかなかったのです。
トロロッソ・ホンダは、パワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているため、Q2ではアタックしませんでした。
しかしピエール・ガスリーはQ1でベスト・オブ・レストとなる7番手タイムを記録しており、かなり調子は良さそうです。
決勝での追い上げも期待できるでしょう。
アメリカGP決勝は、日本時間10月22日午前3時10分にスタートが切られます。
フェルスタッペン、フェルストッパーの餌食に
昨年のアメリカGPでは、ファイナルラップにマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がキミ・ライコネン(フェラーリ)をオーバーテイクし、3位でフィニッシュしたものの、オーバーテイク時のライン取りがトラックリミットオーバーだと判定され、表彰台を逃しました。
同様の4輪脱輪を防ぐために、今年は縁石外側にある黄色いバンプの数が増やされたようです。
サーキット側はそのバンプを「フェルストッパー」だとツイートして、ちょっとした話題になっていました。
Meet the Verstopper. #USGP pic.twitter.com/MjVdvByMTi
— Circuit of The Americas (@COTA) 2018年10月18日
ところが当のフェルスタッペンが、そのフェルストッパーの餌食になってしまったのです。
予選Q1のターン15でフェルストッパーを踏んだフェルスタッペンのマシンは、左後輪の足回りを破損し、走行不能に陥ってしまいました。
「僕が(トラック)外側の縁石に触れたことで、サスペンションが壊れ、ドライブシャフトが外れてしまった」とフェルスタッペン。
「ちょっと奇妙だったのは、僕たちがいつものようにその縁石を踏む前だったってこと。もっと速く走るために、もう少しコーナー(のライン取り)はオープンに走るからだ」
「それらの縁石は今のように2年ほど前からそこにいたのだから、ちょっと理解できないよね」
金属疲労か何かでたまたまトラブルが出たのかもしれませんが、フェルストッパーを踏むことを前提としたライン取りには、大きなリスクがあると言わざるを得ません。
Source: Verstappen confused and let down by suspension failure – f1i.com
メルセデスはチームオーダーの発動も視野に
メルセデスのボスであるトト・ヴォルフは、アメリカGPでのチームオーダー発動を匂わせています。
「最後にポイントを評価する必要がある状況に陥った場合は、それを実行する」とヴォルフ。
「しかし我々が何をやるか、それをするかどうか話すことを、今は約束したくない」
「我々が堅実に見えていることを知っているが、スポーツではあらゆることが起こる可能性がある」
「フェラーリは強くなった。それは予期していたことだ。だから私は明日のために、全てのオプションを開いたままにしておきたい」
ヴォルフは、バルテリ・ボッタスをブロック役にする作戦については明確に否定していますが、それ以外のオプション(チームオーダー含む)は、必要ならば使うつもりなのでしょう。
ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルのポイント差は既に大きく開いていますが、タイトルが確定するまで、手綱を緩めることは無さそうです。
Source: Mercedes ready to use team orders to secure Hamilton’s title – racefans.net
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。