次期シビックタイプRはハイブリッド!?

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次期シビックタイプRハイブリッド化されると、英国の自動車メディア「AutoCar」が報じています。
その背景にはホットハッチ市場の競争激化と、ホンダの電化戦略があるようです。

今回は次期シビックタイプRの最新情報についてお伝えします。


新型シビックタイプR(6代目)の最新情報

ハイブリッド+4WD

6代目となる次期シビックタイプRは、ハイブリッドとなります。
そのシステムは、NSXと似たものになるようです。

ホンダ NSX

NSXはICE(内燃機関)に3つのモーターを組み合わせたシステムを採用しています。
しかし次期シビックタイプRでは、モーターの数は2つになるようです。

ICEに関しては、2.0リッター・直列4気筒ターボが継続採用されるでしょう。
これが前輪を駆動し、2つのモーターは後輪を駆動する可能性があります。
つまり、次期シビックタイプRはAWD(全輪駆動)になるかもしれません。

過激化する各社のホットハッチ

現在のホットハッチの姿は、初代シビックタイプRが登場した頃とは全く異なっています。
かつてはスポーツドライビングの入門用という位置づけでしたが、現在のホットハッチのパフォーマンスは、並のスポーツカーを凌駕するほどです。

VW ゴルフGTI クラブスポーツS。シビックとニュルFF最速を争った。

シビックタイプRやVW ゴルフGTI、そしてルノー メガーヌRSなどは、今でもFF(フロントエンジン・フロントドライブ)の形式を維持していますが、AMG A45やフォード フォーカスRS、アウディ RS3などは、AWD化されています。
パワーを上げていくと、FFではどうしてもトラクションが不足してしまうためです。

AMG A35 4Maticも、やはりAWDだ。
ホットハッチ=ハイブリッドの時代に

実は、次期フォード フォーカスRSも、ハイブリッド化されると言われています。
パワーと環境性能を両立させるためには、何らかの形で電化する必要があるのでしょう。
ちなみに次期フォーカスRSは、48Vのマイルドハイブリッドになるという説が有力です。

フォード フォーカスRS Mk3

また、モーターを搭載すれば、加速の面でも有利になります。
環境性能だけでなくパフォーマンスの面でも、ハイブリッドは有用です。

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ホンダの電化戦略

ホンダは2025年までに、ハイブリッド欧州で販売する自動車の全てを電化する計画を持っています。
以前は「2025年までに欧州販売の2/3を電化する」と語っていたのですが、英国でCR-Vハイブリッドの販売が好調(CR-Vの売上の2/3がハイブリッドだという)であることから、さらに強気な計画に変更されたようです。

ホンダ CR-Vハイブリッド

ジュネーブモーターショーで発表されたEVの「eプロトタイプ」の市販バージョンも控えていますし、ジャズ(日本名: フィット)もフルモデルチェンジされ、ハイブリッドモデルがリニューアルされます。
欧州市場で苦戦しているホンダは起死回生の一手として、一挙に電化を推し進める作戦なのでしょう。

ホンダ eプロトタイプ

次期シビックタイプRの発売は2021年以降になりそうですが、その頃にはホンダのラインナップがかなり様変わりしているかもしれません。
ホンダがどのように変わるのか、今から楽しみです。

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