新型マカンターボ 排気量20%ダウン、パワーは40馬力アップ
ポルシェ マカンターボが新しくなりました。
昨年マイナーチェンジを受けた新型マカンがベースとなっています。
新型マカンターボの主な変更点は、新開発されたエンジンと高性能なブレーキ、そして専用のエクステリアです。
今回は新型マカンターボの概要をご覧ください。
新型マカンターボ(2020年モデル)の概要
エクステリア
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ボディサイズ
寸法(mm)と車重(kg) | |
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全長 | 4,684 |
全幅 | 1,926 |
全高 | 1,624 |
ホイールベース | 2,807 |
Fトレッド | 1,645 |
Rトレッド | 1,655 |
車重 | 1,945 |
インテリア
標準装備されるアダプティブスポーツシートの調整方向は、驚異の18wayです。
スムースレザー仕上げで、もちろんメモリ機能も付いています。
ルーフライニングはアルカンターラで、加飾はつや消しアルミです。
360φのGTスポーツステアリングホイール(標準ステアリングは375φ)はオプションですが、ステアリングヒーターが付いています。
センターコンソールのタッチスクリーンは10.9インチ。
ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント(PCM)は、14スピーカー・出力665WのBOSEサラウンドサウンドシステムと接続されています。
Wi-Fiホットスポットなど多数のサービスが付属するポルシェコネクトプラスも標準装備です。
また、Qi充電できるスマートフォンクレードルもオプションで用意されています。
シャシー
ポルシェサーフェスコーティングブレーキ(PSCB)が標準装備されています。
これはブレーキディスクにタングステンカーバイドをコーティングしたもので、コンベンショナルな鋳鉄製ブレーキよりもレスポンスが良く、摩耗が少なく、ブレーキダストに至っては最大90%も少ないという優れものです。
なおPSCBのキャリパーはホワイトで塗装されます。
車高調整可能なエアサスはオプションです。
ポルシェトルクベクタリングプラス(PTV)や、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)なども用意されています。
標準ホイールはマカンターボ用の20インチです。
パワートレイン
新型は2.9リッター・V型6気筒ガソリンツインターボを搭載しています。
最高出力は440ps、最大トルクは550Nmです。
マイナーチェンジ前のマカンターボは、3.6リッターV6ツインターボを搭載していました。
つまり新型は排気量が20%小さくなったわけですが、パワーは逆に10%増で、40psも向上しています。
また、排ガス規制に対応するために、ガソリンパティキュレートフィルター(GPF)も装着されました。
新開発された2.9リッターV6では、Vバンクの間にターボを配置。
それゆえ燃焼室とターボチャージャーの間の排気経路が短く、レスポンスに優れています。
シリンダーヘッド一体型のエキゾーストマニホールドも水冷化されているようです。
ギアボックスは7速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)。
駆動方式はポルシェトラクションマネジメントによる全輪駆動(AWD)です。
加速性能は、0-100km/hが4.5秒(スポーツクロノパッケージ装着車は4.3秒)、0-200km/hは17.1秒(同16.9秒)となっています。
最高速は270km/hです。
運転支援システム
アダプティブクルーズコントロールを含む、新しいトラフィックジャムアシスタントが利用可能です。
60km/h以下なら半自動で加減速を行える他、低速走行での渋滞の追従や、ドライバーのステア操作をアシストします。
価格・発売日
ヨーロッパでの価格は91,922ユーロです。
記事執筆時点のレートで日本円に換算すると約1078.6万円ですが、日本ではM/C前モデルのターボが1,100万円で販売されているので、新型の日本価格はヨーロッパよりも高くなるでしょう。
ヨーロッパでは既に注文が可能となっていますが、日本導入時期は不明です。
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