プジョー 208ラリー4 新型ラリーカーは1.2リッターターボ
プジョー・スポールが、入門用ラリーカーの「208ラリー4」を公開しました。
ラリー4というのは、FIAが設けたラリーカーのヒエラルキーのことであって、4WDを意味するものではありません。
フォーミュラカーの頂点がF1なので、ラリーも頂点のWRカーをラリー1、その下をラリー2、3、4と改めたわけですね。
ちなみにラリー4は、車両規定だとR2に該当するカテゴリーとなります。ややこしい。
今回はプジョー 208ラリー4の概要と画像をご覧ください。
プジョー 208ラリー4の概要
旧型の208 R2は自然吸気の1.6リッターエンジンを搭載していましたが、208ラリー4は1.2リッター・直列3気筒ガソリンターボを搭載しています。
最高出力は208ps / 5,450rpm、最大トルクは290Nm / 3,000rpmです。
リッターあたり173.3psですから、入門用ラリーカーとしては結構な高出力ユニットといえるでしょう。
ギアボックスはSADEV製。
エンジンのマネジメントはマニエッティ・マレリのECUで行われています。
サスペンションはマクファーソンストラットで、強化されたブレーキと機械式リミテッドスリップデフを装備。
ホイールはスピードライン製です。
欧州での価格は66,000ユーロとなっています。
記事執筆時点のレートで日本円に換算すると、約793.2万円です。
入門用とはいえ、車体の隅々まで手が加えられている本格的なレーシングカーですから、妥当な価格かなと思います。
予約は2020年の第2四半期から開始されるそうですから、ラリーの実戦にデビューするのは2021年からになるでしょう。
旧型の208 R2は全日本ラリーでも走っていたことがあるので、208ラリー4も国内で見られるかもしれませんね。