改造費に200万ドル以上を投じたシボレー150のカスタム

チューニング

シボレー 150(One-Fifty)は、1953年から1957年まで製造されていたモデルです。
経済性を重視する消費者向けに作られたモデルで、政府や企業などが購入する例が多かったと言われています。
しかし安かったからか、ホットロッドのベース車両としても人気があったようです。

そんな150に200万ドル以上ものお金を費やしたカスタムが、上記の「イマジン」です。
最高出力1,000ps以上という、とんでもないカスタムが施されています。

今回は1957年型シボレー 150のカスタム車「イマジン」の概要をご覧ください。


シボレー 150カスタム「イマジン」の概要

エクステリア

イマジンと名付けられたシボレー150のカスタム。

リア周りは50年代の典型的なデザイン。バンパーなどは変更されているようだ。

ボンネットは一度分割された上で再構成された。

イマジンはチョップドルーフとなっており、ノーマル比で76.2mm低くなっています。
それに合わせてウィンドウも狭められています。
ボンネットもカスタムされ、平らにならされています。

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インテリア

イマジンのインテリア。ステアリングやメーターはカスタムビルド。

ペダル類もオリジナルだろう。

リアシートは2席のみ。

チョップドルーフだがそれを感じさせないほどに仕上がりは美しい。

おそらく荷室内。容量は小さめ。

内装のデザイン自体はノーマルに近いものの、ステアリングやメーター、センターコンソール、バケットシートなどはカスタムされています。

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シャシー

フロントの下回り。新規に作り直されてピカピカだ。

腹回りにはこれでもかと補強が入っている。

リアのデフケース周り。こんなところまでかっこいい。

シャシーはまったくのオリジナルだそうです。
リアサスはコルベットの独立懸架で、スプリングは特注品となっています。
ブレーキは4輪とも油圧式のディスクブレーキです。

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パワートレイン

イマジンのエンジンルーム。非常に美しく仕上がっている。

エンジン単体でもこの大きさ。流石ビッグブロックだ。

ネルソン・レーシング・エンジンズ製のシボレー・ビッグブロックV8が搭載されています。
8.44リッターという大排気量エンジンには、ネルソン・レーシング・エンジンズが特許を持つミラー・イメージ・ターボチャージャーが組み合わされており、1,000ps以上の最高出力を実現しました。

ミラー・イメージ・ターボチャージャーというのは、ツインターボの片方が反時計回りに回転するもので、エンジンに取り付けた際に、ボンネット内部の景観が完全な左右対称となる仕組みのようです。

トランスミッションは3速オートマチックですが、これだけの大排気量ターボならば、ギア段数の少なさは問題とはならないでしょう。

ちなみにレース用の燃料を使えば、イマジンは1,800psを得ることもできるのだとか。
これだけのハイパワーとなると、1957年式のハイパーカーと言っても過言ではありません。

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