F1のTAGターボを搭載したポルシェ 930ターボ
ランザンテは、マクラーレンF1 GTRやP1 GTRを公道仕様に改造したことで有名な会社です。そのランザンテがポルシェ 911ターボ(930型)に、かつてF1を席巻したTAGターボエンジンを搭載したモデルを開発しています。F1のエンジンを搭載しているにもかかわらず、公道を走れるというのですから驚きです。
TAGターボはマクラーレンの要請でポルシェが開発したエンジンで、TAG(あのタグ・ホイヤーのタグ)が資金提供したためTAGターボと呼ばれています。TAGターボは1984年から1986年まで、3年連続でF1のチャンピオンエンジン(86年はドライバーズタイトルのみ)となりました。その後はホンダに取って代わられましたが、一時代を築いたエンジンと言ってよいでしょう。そのTAGターボで公道を走れるというのは、なんとも夢のある話です。
今回はポルシェ 930TAGターボの概要をご覧ください。
ポルシェ 930 TAGターボの概要
エクステリア
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パワートレイン
1.5リッター・V型6気筒ターボは、F1に搭載されているときは750psを発生していましたが、930TAGターボのそれは500psにデチューンされています。トルクは422Nmです。
エンジンの変更により、ノーマルの930ターボに対し250kg軽量になっています。
価格・発売日
価格に関する情報はまだありませんが、大豪邸が建つ値段になるのは確実でしょう。
930TAGターボは合計14台が生産されます。内訳はオリジナルが11台、チャンピオンシップエディションが3台です。TAGターボエンジンは全てマクラーレンに認定されたもので、F1のレースで使用された履歴があるものとなります。
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