テスラ モデルS P100D+ Plaid ニュルブルクリンクのタイムは7分13秒!

Teslaの新車情報

テスラニュルブルクリンクにおいて、ポルシェ タイカンのタイムを29秒も上回りました。
タイカンはニュルで7分42秒34というタイムを記録したものの、モデルSは7分13秒という圧倒的に速いタイムを叩き出したのです。

アタック車両はモデルS P100D+ Plaidと呼ばれるマシンです。
「Plaid」というのはテスラの新しいパワートレインの名前で、3モーター(フロント2モーター:リア1モーター)の構成であることが判明しています。


とはいえ7分42秒34というタイカンのタイムは、「タイカン ターボ」で記録したものなので、より高性能な「タイカン ターボS」でアタックすれば、さらに速いはずです。
そのためテスラもさらなるタイム更新を目指して、手綱を緩めることなく開発作業を続けています。

このページではテスラ モデルSのニュルブルクリンクタイムアタックについて、最新情報を随時更新中です。

更新情報

7分13秒記録時の車両の項目を追加しました。(2019/11/05)

GTウイング装着のモデルSの画像を追加しました。

7分23秒記録時の車両の項目を追加しました。(2019/09/18)


テスラ モデルS P100D+ Plaidの最新情報

ラグナ・セカでのタイムアタック

Plaidパワートレインを搭載したモデルSは、既にラグナ・セカで4ドアセダンの最速タイムを樹立しています。
それまでのレコードホルダーはジャガー XEプロジェクト8(5.0リッター・V型8気筒スーパーチャージド)が記録した1分37秒54だったのですが、モデルS Plaidは約1秒も速い1分36秒555を叩き出したのです。
普通のサーキットでも、1LAPだけならガソリンエンジン車よりも速いというのは驚きですね。


ニュルブルクリンクでのタイムアタック

テスラ モデルS P100D+ Plaid

バンパーダクトが大型化されている。Plaidパワートレインを冷やすためだろう。

タイヤはグッドイヤーを履いている。

ブレーキはカーボンセラミックブレーキのようだ。

リアスポイラーはまるでNASCARマシンのようだ。

初期のリアスポは普通のデザインだった。ダウンフォースが足りなかったのだろうか。

オーバーフェンダーでかなりワイド化されている。
画像の出典: insideevs.com

ニュルブルクリンクでタイムアタックを行う車両は、バンパーの開口部が拡大されている他、前後のオーバーフェンダーと、NASCARマシンのようなリアスポイラーが装着されています。
テスラといえばグリルレスデザインの先駆者ですが、サーキットを全開走行するには、EVといえども冷却能力の向上が不可欠だったようです。

テスト初期のアタック車両には、ミシュラン・カップ2Rタイヤを装着していたのですが、最新のスパイショットでは極太のグッドイヤータイヤが装着されています。
おそらくイーグルF1タイヤでしょう。

アタック車両の最高出力等は不明ですが、シャシーには「Raven」のテクノロジーが採用されていると言われています。
Ravenというのはアップグレード版モデルSのコードネームで、アダプティブ・サスペンションや効率的なモーター、より長い航続距離を備えたバージョンのことです。

また、HREホイールに収まったブレーキが、カーボンセラミックブレーキであることも見逃せません。
これは重量級の車体を止めるための措置でしょう。
なお、シャシーはプロトタイプということなので、市販バージョンと同一仕様になるかはわかりません。

7分23秒記録時の車両

ニュルブルクリンクにて7分23秒記録したのは、どうやら青いモデルS(上の画像)のようです。
ボディカラー以外に、初期に走っていた赤いモデルSと外観上の違いはほとんどありません。
リアスポイラーは半透明の素材に変更されていますが、形状は同じに見えます。

タイムアタックのドライバーは、ニュルブルクリンク24時間レースやVLNシリーズで活躍するThomas Mutsch選手が担当しました。
ニュルブルクリンク24時間レースで4回もクラス優勝している、グリーンヘルのスペシャリストです。

ポルシェ タイカンはテスラ モデルSよりも高価な車ですし、ポルシェはスポーツカーメーカーですから、モデルSにニュルブルクリンクのタイムで敗北したのは痛恨です。
かつて911ターボ日産GT-R(R35)に破れて以降は、ポルシェも911 GT2 RSのようなスペシャルモデルでニュルの市販車最速タイムを更新するようになりました。
モデルSにタイカンが敗北したことで、ポルシェはEVにおいてもサーキット志向のモデルを開発せざるを得なくなったと言えるでしょう。

ニュルでテスト走行を行うモデルSの様子(タイムアタックシーンは無し)

Plaidパワートレインを搭載したモデルSは、2020年に市販化される予定です。

GTウイング装着のモデルS

タイムアップを目指し、巨大なGTウイングを装着してきたモデルS。

GTウイングは角度調整可能な本気仕様。だが市販バージョンでは使えないだろう。

この画像はフロントスプリッターの突き出し具合がわかりやすい。

フロントフェンダー後端に大きな開口部が追加されている。

リアディフューザーもレーシングカーのようなガチ仕様だ。

タイカン ターボSとの対決に備えてか、なりふり構わず巨大なGTウイングを装着してきました。
また、フロントフェンダー後端に大きな開口部を設けたり、レーシングカーのようなリアディフューザーを装着するなど、空力の開発に注力しているようです。
逆に言うとパワートレインの面ではこれ以上の発展が見込めないのかもしれません。
テスラは7分5秒で走れると豪語していますが、果たしてどうなるでしょうか。

ちなみに以前スパイショットされた赤いモデルSのプロトタイプは、ニュルの濡れた路面でコントロールを失い、クラッシュしてしまったそうです。
その後も走っていないそうなので、復帰は難しいのかもしれません。

7分13秒記録時の車両

7分13秒を記録した際のテスラ モデルS Plaid

以前テストされていた巨大なスプリッターや、リアウイングは装着されていない。

リアディフューザーのエグさは健在。車高は少し高くなった。

リアスポは小ぶりなものを装着。トップスピードを重視したのだろう。

フロントフェンダーの巨大な開口部も変わっていない。

以前テストしていた巨大なフロントスプリッターやリアウイングが外されています。
おそらくダウンフォースの増加よりも、ドラッグ(抵抗)を減らすことを優先したのでしょう。

テスラはPlaidのテストを一旦終了したらしく、年内にこのモデルSがニュルに戻ってくることはないそうです。

イーロン・マスクCEOのコメントが事実ならば、モデルS Plaidの生産バージョンは、2020年の10月か11月から生産が開始されます。

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