日産 アリア スタイリッシュデザインにツインモーター4WD
日産がEVクロスオーバー「アリア」を発表しました。
新開発のハイパフォーマンス・パワートレイン「e-4ORCE」やプロパイロット2.0を搭載するなど、日産の最新技術を全て盛り込んだ野心的なモデルとなっています。
今回は日産 アリアの概要をご覧ください。
日産 アリアの概要
エクステリア
アリア コンセプト
デザインのベースとなったのは「アリア コンセプト」です。
日産のチーフ・デザイナーであるGiovanny Arroba(ジオバーニ・アローバ)氏は、アリア コンセプトを「私たちの未来の現実的なビジョン」だと語っていました。
アリア コンセプトには、これまでとは異なるデザイン言語が採用されています。
Vモーショングリルは姿を変えてLEDになっていますし、ブーメランシェイプのテールランプは水平のライトストリップに置き換わっています。
スリークで洗練されたフォルムも魅力的です。
アリア(市販バージョン)
ボディサイズ
各部寸法(mm) | |
---|---|
全長 | 4,595 |
全幅 | 1,850 |
全高 | 1,655 |
ホイールベース | 2,775 |
車重は1,900~2,200kgと重量級ですが、EVとしては一般的なレベルだと思います。
インテリア
従来は室内に配置されていた空調ユニットをモータールーム内に配置することで、CセグメントのボディサイズでありながらDセグメント並に広い室内を実現しています。
また、ゼログラビティシートやふんだんに使われた遮音材によって、ストレスの少ない上質な空間となっているようです。
アリアはコネクティビティにも配慮されています。
スマホで検索したドライブルートプランをアリアのナビに転送できる他、車外からエアコンを操作することも可能です。
また、音声認識できるパーソナル・アシスタンスも搭載されていますし、Amazon Alexaにも対応しています。
車両のソフトウェアをリモートでアップグレードすることもできるそうです。
大容量のバッテリーを搭載するアリアですが、ラゲッジスペース容量は2WDモデルで5名乗車時466リッター、AWDモデルで同408リッターと、十分な容量が確保されています。
パワートレイン
4つの仕様がラインナップされています。
項目 | 2WD | e-4ORCE | ||
---|---|---|---|---|
バッテリー容量(kWh) | 65 | 90 | 65 | 90 |
航続距離(km) | 450 | 610 | 430 | 580 |
最高出力(ps) | 218 | 242 | 340 | 395 |
最大トルク(Nm) | 300 | 560 | 600 | |
0-100km/h(秒) | 7.5 | 7.6 | 5.4 | 5.1 |
最高速(km/h) | 160 | 200 |
自然空冷式だったリーフとは異なり、アリアのバッテリーは水冷式です。
最大130kWの急速充電に対応しており、30分で375km分の電力をチャージできます。
AWDシステムのe-4ORCEは、前後に搭載した2基のモーターでトルクを個別に制御する他、回生ブレーキの回生量も前後別々に調整し、トラクションを確保したり、サスペンションの沈み込み量をコントロールするものです。
よって加速やハンドリングが向上するだけでなく、乗り心地も改善することができます。
運転支援システム
プロパイロット2.0が搭載されている他、プロパイロット リモートパーキングも装備されています。
後者は車外からリモートで駐車できるシステムで、日本でも利用可能だそうです。
価格・発売日
正確な価格はまだ公表されていませんが、日本での実質購入価格は約500万円からとなるようです。
日本市場では2021年の中頃に発売されます。
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