ランチア デルタのEVレストモッド GCK デルタ Evo-E

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GGKエクスクルーシブ-Eという会社が、ランチア デルタ Evo-Eというデルタのレストモッド(レストア+モディファイ)を開発しました。
車名からもわかるように、このモデルはランチア デルタのEV(電気自動車)バージョンです。

今回はEVとして生まれ変わったデルタの概要をご覧ください。


ランチア デルタ Evo-Eの概要

エクステリア

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GCKエクスクルーシブ-E ランチア デルタ Evo-E

通常バージョンはマットグレー塗装にオレンジのコントラスト

こちらの白いモデルは「Rallye」と呼ばれる特別仕様車。

Rallyeはボディ側面下部にマルティニカラーが施されている。

Rallyeの購入者には、あのディディエ・オリオール(94年のWRC王者)がキーを手渡しする特典付き。

オリジナルの雰囲気はきちんと残されている。

テールゲートスポイラーはカーボン製。

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インテリア

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ハンドメイドのインテリアは、ダークなアルカンターラ仕上げ。モモステアリングが渋い。

シートはレカロスポーツスターCSを装着する。

Rallyeは内装にもマルティニカラーが施されるようだ。

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シャシー

多くのコンポーネントが近代化されています。
ショックアブソーバーはレース用の調整可能なものに変更。
ブレーキはフロント284φ、リア227φの組み合わせですが、オプションでフロント306φのディスクに6ピストンキャリパーを装着することも可能です。また、ABSも追加されています。

デルタ・インテグラーレと比較して、トレッド幅が拡大されていることも特徴です。
フレームも強化されており、サブフレームは全く新しいものになっています。
シャシーはアルミニウム製で、車体後部はカーボンシェルで補強されています。

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パワートレイン

電気モーターのピーク出力は147kW(200ps)に過ぎず、ピークトルクも350Nmと控えめです。200psというパワーは、デルタHFインテグラーレ16Vと全く変わっていません。
ちなみに通常時は122ps・200Nmを発生します。

バッテリー容量も29kWと少なく、それゆえに航続距離も200kmしかありません。
その代わりに車重は1,440kgに抑えられています。

EVですが、5速マニュアルトランスミッションが搭載されています。特に1-3速はローギアード化されており、加速重視の設定です。
また、3つのディファレンシャルも取り付けられており、センターデフは前47:後53の比率で駆動力を分配します。

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価格・発売日

価格はまだ公表されていませんが、47台の限定生産ということで、非常に高額になることは確実です。
ちなみにRallyeは11台のみとなります。

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