ポルシェ タイカンの販売が絶好調! ついに911を超えた!
EV(電気自動車)のポルシェ タイカンが絶好調です。2021年第3四半期までの販売台数では、なんと911を上回りました。
今回はポルシェ各モデルの販売台数内訳と、今後の見通しをご覧ください。
2023年第3四半期までのポルシェ販売台数
コロナ禍であるにも関わらず、ポルシェの販売は好調に推移しています。
世界全体の売上高は13%増加。特に米国市場では前年同期比で30%も売上が伸びています。それに続いたのが中国で11%増、3番手がドイツで9%増でした。
最も売れたのは2つのSUV「カイエン」と「マカン」です。
カイエンは62,451台、マカンは61,944台を販売しました。
「タイカン」は3番目に多い28,670台の販売を記録。
「911」は27,972台だったので、タイカンとの差はわずかですが、911のモデルバリエーションの多さを考慮すると、販売台数以上に人気の差があると思います。
タイカンと同じ4ドアモデルの「パナメーラ」は、20,275台を販売。しかしパナメーラにはステーションワゴンのスポーツツーリスモも含めた数字です。タイカンクロスツーリスモはまだ発売されたばかりなので、両者の差は今後さらに開くでしょう。
「718」は15,916台でした。ボクスターとケイマンを合わせてこの販売台数ですから、スポーツカー人気は相変わらず低迷しています。
しかもこの2車種はポルシェのエントリーモデルであるにも関わらず一番売れていないわけですから、かなり深刻です。
おそらく価格帯が近いマカンにかなり吸われているのだと思います。
今後の見通し
ポルシェは今後数年間でEVラインナップを急拡大させる計画であるため、現在の好調は持続すると考えられます。
特にマカンEVはタイカン以上の人気となることは確実です。
718のEV化も計画されており、そのコンセプトはミッションRという形で発表されましたが、2座席スポーツカーゆえに人気は限定的なものになると思われます。
世界的に半導体が不足しているため、人気はあるのに車が無いという状況が今後も続くでしょう。しかしそれは他社も同じなので、ポルシェだけ販売台数が落ち込むということはないはずです。
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