ポルシェ新型タイカンがニュルの量産EVレコードを更新!

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ポルシェ タイカンニュルブルクリンク・ノルドシュライフェにて、7分07秒55というタイムを記録しました。ライバルのテスラ モデルS プレイドが7分25秒231だったので、17秒681も上回り、量産EVとしての最速タイムを更新したことになります。ちなみにタイカンターボSとの比較だと、なんと26秒も速いです。

今回はニュル最速の量産EVとなった新型タイカンについてお伝えします。


ニュル最速量産EVの新型タイカンについて

量産EVとしてのラップタイムレコードを更新したのは、タイカンのマイナーチェンジモデルのプロトタイプです。スペック等の詳細はまだ明かされていませんが、1020psを発生するテスラ モデルS プレイドのタイムを大幅に上回っていることから、1000psを超えるスペックであると考えられています。だとすればトリプルモーター仕様でしょう。このモデルは「タイカンターボGT」として販売されると言われています。アタック車両には安全のためのロールケージとレーシングバケットシートが装着されていましたが、これはニュルブルクリンクのレギュレーションで定められたものです。

アタックを担当したラーズ・カーン

アタックを担当したドライバーはラーズ・カーンで、彼は数周にわたってレコードと同様のタイムを記録したとされています。ニュルの長い直線(=全開区間)はEVパワートレインにとって拷問のようなものであり、強烈に発熱し、エネルギー密度や効率が低下してしまいます。ポルシェは何らかの方法でこの問題を克服したのかもしれません。実際、新型マカンEVには、磁石配置を工夫した永久磁石モーターやシリコンカーバイド(SiC)インバーターが採用されており、エネルギー密度や効率が改善されています。同様の技術が新型タイカンにも使われている可能性は十分にあるでしょう。

量産EV最速となった新型タイカンですが、そのタイムはEVハイパーカーのリマック ネヴェーラ(生産台数は150台)が記録した7分05秒298に肉迫しています。2シーターのネヴェーラと4ドア・4シーターのタイカンがほぼ同じタイムなのですから驚きです。

新型タイカンのアタックラップの完全なオンボード映像は、2024年3月中旬に公開されます。おそらく新型タイカンの発表に合わせたスケジュールでしょう。

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