ダッジ チャージャー デイトナ 超ヘビー級のEVマッスルカー

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ダッジチャージャー デイトナを発表しました。ダッジ チャージャーといえばアメリカを代表するマッスルカーで、マッスルカーといえばV8エンジンですが、チャージャー デイトナはBEV(バッテリーEV)です。そしてモーターが生み出す強大なトルクを路面に伝えるために、AWD(全輪駆動)が標準となりました。
ちなみにガソリンエンジンモデルも来年追加される予定ですが、残念ながら伝統のV8はラインナップされません。

今回は新型チャージャー デイトナの概要をご覧ください。


新型チャージャー デイトナの概要

エクステリア

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ダッジ チャージャー デイトナ

初代や2代目のチャージャーを彷彿とさせるデザインだ

全長5mオーバーの巨体。画像のように4ドアモデルもある。

筋肉質で塊感のあるデザインがかっこいい

ノーズ部分のパススルー・フロントスポイラーは、かつてのチャージャー デイトナに装備されていた巨大なリアウィングをイメージしたものなのだという。

尻上がりのデザインに見えるように、リアバンパー下部はブラックアウトされている。

テールライトも角ばった印象を強調するデザインだ

ボディサイズ

全長5,248mm、全幅(ミラー含まず)2,028mm、全高1,499mm、ホイールベース3,074mmです。車体が大きいだけに重量も超ヘビー級で、車重は2,648kgもあります。ちなみに大型SUVのキャデラック エスカレードよりも重いそうです。こんな重い車が本当に環境に優しいのかは疑問です。

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インテリア

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チャージャー デイトナのコクピット。タッチスクリーンは12.3インチ。メーター液晶はR/Tが10.25インチ、SCAT PACKは16インチ。

このシフターはどうやって操作するのか、直観的にはわからない。

シートはかなりスポーティーな形状をしている

室内は非常に広く、後席を折り畳めば1,090リッターものラゲッジスペースが出現します。

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シャシー

新型チャージャーはステランティスのSTLAラージプラットフォームを採用しています。これによりEVとICEの両方をラインナップすることが可能となりました。

SCAT PACKと呼ばれるグレードには、オプションでトラックパッケージが用意されています。トラックパッケージにはブレンボの6ピストンキャリパーと、グッドイヤーのイーグルF1 スーパーカー3タイヤ、アダプティブダンパーやデータロガーなどが装着されます。

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パワートレイン

ローンチ時に用意されるグレードは「R/T」と「SCAT PACK」の2種類です。どちらもバッテリー容量は93.9kWhとなっています。350kWのDC急速充電を使用すれば、残量5~80%までチャージするのに32.5分しかかかりません。一方、11kWのAC充電を使用した場合は、残丁5~80%までチャージするのに411.2分かかります。

R/Tは最高出力340kW(462ps)を発生します。パワーショットと呼ばれる15秒間のブースト機能を用いると、最高出力が370kW(503ps)にアップします。パワーショット時の最大トルクは548Nmです。パフォーマンスは、0-96km/hが4.7秒、1/4マイル(0-402.336m)が13.1秒。最高速は220km/hです。航続距離は510kmとなっています。

SCAT PACKは通常時に最高出力470kW(640ps)を発生。パワーショット時には500kW(680ps)に達します。パワーショット時の最大トルクは850Nmです。パフォーマンスは、0-96km/hが3.3秒、1/4マイルが11.5秒。最高速は216km/hです。航続距離は418kmとなっています。

「ドーナツ・モード」は、リミテッドスリップデフを利用して後輪だけを回転させることで、後輪をホイールスピンさせながら路面に黒いドーナツを描くことができます。「ドリフト・モード」はフロントサスを柔らかく、リアサスを硬くすることでドリフトしやすくするモードです。ドリフトアングルも3つの角度から選ぶことができます。

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価格・発売日

ダッジはまだ価格を公表していませんが、少なくとも5万ドル(およそ748万円)以上になると見られています。
クライスラーは日本から撤退して久しいので正規輸入されることはないと思いますが、チャージャーは人気車種なので国内でも見かけることがあるかもしれません。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。