デイリーF1ニュース(2017年11月4日)ニューウェイ「セナの事故に罪の意識を感じる」

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • ニューウェイ「セナの事故に罪の意識を感じる」
  • ハミルトン、メルセデスと契約交渉を開始
  • 来季のルノーは「完全な新車」を導入

それではご覧ください。

トップ画像の出典: formula.hu


ニューウェイ「セナの事故に罪の意識を感じる」

画像の出典: 25.media.tumblr.com

1994年のサンマリノGPは、まさに悪夢のような週末でした。
土曜日にローランド・ラッツェンバーガーを失った翌日に、アイルトン・セナまでこの世を去ってしまったのですから。

そのセナの事故に対し、エイドリアン・ニューウェイは罪の意識を感じているといいます。
ニューウェイは当時ウィリアムズに所属しており、セナにとって最後のマシンとなったFW16のデザインを担当していました。

アクティブサスペンションが禁止されたことで、94年のウィリアムズチームは、それまでのアドバンテージを失ってしまいます。
そこでマシンの大幅な設計変更を行い、空力で戦闘力の不足をカバーするという戦略に出たのです。

しかし完成が遅れたマシンは明らかに熟成不足で、空力が安定せず、路面のバンプを越えるたびに挙動が乱れるという悪癖を抱えていました。

セナの車載映像や、事故の際にセナの後ろを走っていたミハエル・シューマッハー(当時ベネトン)のオンボードカメラを見ると、セナのマシンが新舗装と旧舗装の継ぎ目を乗り越えた瞬間に、突如としてグリップを失っているのがわかります。


「彼がパンクしたかどうかにかかわらず、空力的に不安定だった車で、速くてもバンピーなラインに入ると、車を制御するのが難しかったはずだ。彼でさえもね」とニューウェイは語っています。
そういう神経質な車を自分が作ってしまったということに、ニューウェイは責任を感じているようです。

Source: Newey gives new insight into Senna’s death and why he feels guilty over it | f1fanatic.co.uk

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ハミルトン、メルセデスと契約交渉を開始

自身4度目のタイトルを決めたルイス・ハミルトンが、メルセデスとの契約交渉を開始したようです。

「数週間前にファクトリーで話をして、『席についている』と伝えた」とハミルトン。
席についているというのは、もちろん契約交渉の席についたという意味です。

「これはわれわれにとって簡単なプロセスだと思う。われわれはすでに素晴らしい地位を有しているから、それを拡張し、強化するために、もっとできることに取り組んでいく」

「私は来月中だと確信しているので、契約交渉の席につく時間を持つことになると思う」

タイトルを獲得した以上、年俸も今まで以上に高騰するのは確実です。
現在、ハミルトンの年俸は3100万ドル(約35.3億円)だと言われていますが、やはり4度タイトルを獲得しているセバスチャン・ベッテルは、先日の契約更新の際、3年間で1億2000万ユーロ(約158億円)、つまり年俸52.6億円という巨額のオファーを受けたと言われています。

勝利数やポール・ポジションの獲得数では、ハミルトンがベッテルを上回っていますから、ハミルトンの年俸はベッテル以上の高額になると思います。
間違いなく、F1史上最高額での契約になることでしょう。

Source: Contract talks loom for Hamilton and Mercedes | en.f1i.com

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来季のルノーは「完全な新車」を導入

2017年と2018年のレギュレーションには、大きな違いはありません。
来年からは頭部保護デバイスのHaloが追加されますが、これは全チーム装備しなければならないものですから、パフォーマンスの面で差はつかないでしょう。

しかしレギュレーションにさしたる変更が無いにもかかわらず、ルノーはデザインを一新したデザインを一新した完全な新車を導入するようです。

「私たちは大きな進歩を遂げています」と胸を張るのは、ルノーのテクニカルディレクターであるニック・チェスターです。

「レギュレーションの変更は比較的少ないものの、全く新しい車です。空力パッケージと、2017年のレギュレーションに合わせて作られた車のバランスについて、多くのことを学んだので、来年の車は力強い一歩を踏み出すべきです」

「2018年のパッケージを準備するために、ブラジルGPでは様々な計測機器を駆使して、実際にプラクティスを走らせる予定です」

来年結果を出さないと、マネージング・ディレクターのシリル・アビテブールさんの地位も危うくなってくるはずです。
ルノーがFIA技術部門の元責任者であるマルチン・ブコウスキーをヘッドハントし、エグゼクティブ・ディレクターに据えたのは、現チーム首脳に対する「交代要員」としての意味合いもあると思います。

Source: Renault producing all-new car for 2018 | pitpass.com

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