デイリーF1ニュース(2017年12月18日) エクレストン「リバティは何も達成していない」

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • エクレストン「リバティは何も達成していない」
  • サインツ「早めの移籍が来年の好結果につながる」
  • マッサのチームメイトが暴力行為

それではご覧ください。


エクレストン「リバティは何も達成していない」

かつてF1の商業面を掌握していたバーニー・エクレストンは、現オーナーのリバティ・メディアのやり方を快く思っていません。

民主主義はF1には存在しない」と持論を展開するバーニー。「新しい所有者(リバティ)たちは、すぐにこれを理解するだろう。なぜなら彼らは、これまでに何も達成していないからだ」

F1では、何らかのレギュレーション変更を行おうとすると、政治的な駆け引きが必ず発生します。
たとえばエンジンパワーにアドバンテージがあるチームは、エンジンのレギュレーションを変えないように訴えるからです。

自動車メーカーのワークスチームは、「F1からの撤退」をちらつかせることで、この政治的な駆け引きを優位に進めようとします。
フェラーリがやっているのはまさにそれです。

リバティ・メディアはF1を民主的に運営しようとしていますが、それはすべてのチームに自由な発言を認めることになりますから、自動車メーカーはレギュレーション変更に常に反対します。
自分たちがレギュレーション変更に対応するよりも、F1(リバティやFIA)側を折れさせた方が楽ですし、競争力も維持できるからです。

エクレストンのF1掌握術は、F1にとって最も重要なブランドであるフェラーリを先に懐柔し、他チームに追随を促すというものでした。
具体的にはレッドブルやマクラーレン等の有力チームにも分配金の優遇を提案することで、フェラーリに倣うよう仕向けていたのです。

このやり方だと有力チームとそれ以外で格差が生じてしまうものの、フェラーリ+αの主要チームを失わずに済むというメリットがありました。
少なくとも現在のリバティのように、四面楚歌になることはなかったのです。

Source: Ecclestone: 'Liberty has achieved nothing’ | en.f1i.com

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サインツ「早めの移籍が来年の好結果につながる」

今季途中にトロロッソからルノーへと移籍したカルロス・サインツは、早めの決断が来季の好結果につながると考えています。

「2017年シーズン後にステップアップしたいと思っていたんだ」とサインツ。「でも私のステップアップは、予想よりも4レース早かった」

「2018年に加わるはずのチームとレースするために、それら4レースをすることは、明らかにチャレンジだった。その最後の4レースに、多大な努力が払われた」

「しかしそれは報われたし、将来においても報われるだろう」

2019年にはレッドブルに戻るかもしれないサインツですが、全ては来年の結果次第でしょう。
同僚のニコ・ヒュルケンベルグとはタイムがかなり拮抗しているため、来年のチームメイトバトルは熾烈なものになりそうです。

Source: Sainz: Early switch to Renault will pay off in 2018 | en.f1i.com

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マッサのチームメイトが暴力行為

F1を引退したフェリペ・マッサが参加したカートレースで、暴力行為が発生してしまいました。
しかもその加害者は、マッサのチームメイトです。

https://www.youtube.com/watch?v=LaOlRp3L3Bk

マッサのチームメイトであるロドリゴ・ダンタスは、トゥカ・ロチャに押し出されてバリアに突っ込んでしまいました。
カッとなったダンタスはロチャに掴みかかり、コース上に引き倒すと、あろうことか馬乗りになって殴り始めたのです。

その後ダンタスは、なんとロチャの首を絞め始めました。
駆け寄った人の手で引き離されたので事なきを得ましたが、コース上でこんな暴力行為が繰り広げられるのは前代未聞です。

「今日起こったことを皆に謝罪します」と、マッサはチームメイトの非を詫びました。「僕のキャリアにおいて、このようなことは見たことがありません。トラックの中には確かに競争がありますが、決してこのような方法ではない」

取っ組み合いの喧嘩ならNASCARとかで結構ありますが、コース上での首絞めはちょっと記憶にありません。
プロレス的に怒りを露わにするならともかく、ここまで徹底的にやってしまうと、そもそもの原因であるロチャの押し出し行為が批判されなくなってしまいます。

Source: Massa 'very sad’ over shocking karting brawl in Brazil | en.f1i.com

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