デイリーF1ニュース(2018年5月14日) スペインGP 決勝の結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- スペインGP 決勝の結果
- ハミルトン「このレースが転換点になることを願う」
- ベッテル「2回ストップは正しかった」
それではご覧ください。
スペインGP 決勝の結果
2018年のスペインGPは、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝、2位にはバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスの1-2フィニッシュとなりました。
フェラーリはキミ・ライコネンがトラブルでリタイアに終わった上、セバスチャン・ベッテルは2回ピットストップを選択せざるを得ず、4位に入るのが精一杯でした。
ペース的にもメルセデスに太刀打ちできるほどではなかったので、今回は完敗でしたね。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが1周目にロマン・グロージャン(ハース)のスピンに巻き込まれてクラッシュ、リタイアに追い込まれました。
ブレンドン・ハートレーは最後尾スタートから12位まで追い上げたものの、他者のリタイアに助けられたものなので、あまり喜ぶことはできません。
とはいえガスリーは復調気配でしたから、モナコでの活躍に期待したいところです。
ハミルトン「このレースが転換点になることを願う」
これまでの不振が嘘のような快走で、スペインGPを圧勝してみせたルイス・ハミルトンは、今回の勝利が今シーズンの転換点になると考えているようです。
「言うには明らかに少し早いが、転換点の一部分となることを願っている」とハミルトン。
「レースごとにタイヤの理解が進んでいる。これは誰にとっても大きな戦いだ。われわれは次のレースに苦もなく向かうことができるし、どこでもタイヤを機能させて戦えるようになってきた。まあ、言い切るにはちょっと早いんだけどね」
「5つのレースした今、車を機能させるために必要なことは何なのかを、かなり深く理解することができた」
「しかしわれわれはまだやり方を学んでいて、改善している最中だ。1年間を通じて車にパフォーマンスを追加していく必要があるから、今後もそれを継続していく」
ハミルトンの自信に満ちたコメントから推測するに、メルセデスはタイヤの使い方に関する何らかの処方箋を手に入れたと考えるべきでしょう。
メルセデスの圧勝劇ばかりではつまらないので、何とかフェラーリに追いすがってもらいたいのですが……。
Source: Hamilton: Emphatic Spain win could be a “turning point” | racefans.net
ベッテル「2回ストップは正しかった」
メルセデスと同じく1回ストップで走りきるのかと思いきや、2回目のピットストップを敢行したフェラーリとセバスチャン・ベッテルでしたが、作戦は失敗に終わり、結局4位止まりでした。
「タイヤを上手く作れなかったので、僕たちは再び入ることになった」とベッテル。「僕は正しいことをしたと思う」
「傍から見たら簡単そうだったかもしれないけど、車の中ではタイヤの減りがものすごく早くて、さらに23周も走るのは不可能だった」
「よりフレッシュなセットの終盤でさえ、僕は最後までアタックし続けることができなかったよ」
メルセデスに完敗した要因についてベッテルは、①ペースの不足、②タイヤで苦労したこと、③信頼性の低さの3つを挙げています。
メルセデスがタイヤの悩みを解消したかと思えば、入れ替わりにこれまでタイヤの使い方で優位に立っていたフェラーリが失速してしまいました。
こうも対照的な結果になったのは、やはりピレリの持ち込んだ新タイヤ──トレッド面のゴム厚が薄い──に原因があるのではないでしょうか。
Source: Vettel: Second pit stop “was the right thing to do” | racefans.net
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