デイリーF1ニュース(2018年6月23日)メルセデスはPUをアップグレードしたものの……
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- フランスGP FP1・FP2の結果
- メルセデスはPUをアップグレードしたものの……
- サインツ「新舗装の一部は紙ヤスリみたい」
それではご覧ください。
フランスGP FP1・FP2の結果
フランスGPのフリープラクティス1・2は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録しました。
パワーユニット(PU)のアップグレードが功を奏したようです。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがFP1を8番手、FP2を10番手で終えるなど、好調な滑り出しを見せています。
しかしブレンドン・ハートレーのPUにはトラブルが発生してしまいました。ホンダは原因究明を急いでいます。
なお、FP2のターン7で左リアホイール脱落のトラブルを起こしたフォース・インディアのセルジオ・ペレスについては、チーム側はホイールナットを適切に締めていたということで、ペナルティを免れています。
締め付け時に何らかのデブリを噛み込んでしまった結果、走行中に緩んだというのが真相のようです。
Inexplicably, @SChecoPerez lost his left rear tyre #FrenchGP 🇫🇷 #F1 pic.twitter.com/ekVhW2fDnB
— Formula 1 (@F1) 2018年6月22日
メルセデスはPUをアップグレードしたものの……
メルセデスはカナダで先送りしたアップグレードを、2週間後のフランスで投入しました。
その甲斐あってかルイス・ハミルトンはFP1・2の両方でトップタイムを記録しましたが、バルテリ・ボッタスはFP2で水漏れのトラブルに見舞われてしまい、セッションをわずか7周で終えています。
「私はわずかな周回数しかしていないし、今調べている水漏れがあったからだ」とボッタス。「残念なことに、それは多くのロングランをしなかったことを意味する」
「フレッシュで良いと感じたニュースペックエンジンを今日我々は走らせたけど、フルパワーでは走らせていない。だからそこにはさらなる発見があると思う」
「水漏れの原因を特定する必要があるが、我々は新しいエンジンで走り続けると確信している」
「今日の両方のセッションでは競争力があったように見えた。しかし我々は、フェラーリが金曜日にパフォーマンスを隠していることを知っている。だから明日と日曜日の様子を見てみよう」
フルパワーでないのにトップタイムだったのが恐ろしいですね。
とはいえ、やはり信頼性には若干の不安があるようです。
Source : Mercedes hasn’t run upgraded engine at full power yet | racefans.net
サインツ「新舗装の一部は紙ヤスリみたい」
久しぶりにF1が開催されるということで、ポール・リカールはオフシーズンにサーキット全体を再舗装したそうです。
その際、トラックのいくつかの部分には、新しいアスファルトパッチが追加されました。
ルノーのカルロス・サインツによると、その部分が紙ヤスリを貼ったかのようにグリップするのだそうです。
「縁石に無理に引っ掛けたり、乗っかったりするのを防ぐために、トラック上に紙ヤスリを貼ったような感じだ」とサインツ。
「紙ヤスリを使ってトラックを作るなんて想像できないけど、僕たちがそれらのパッチで得たグリップはとても高かったので、かなり面白いだろうね」
「今日はかなり滑りやすかったのに、そのパッチに達すると突然車の挙動が変わるから、かなり奇妙な感じだった」
「パッチはコーナーの途中にあるから、何が起こるかわからないままコーナーに入ることになる」
パッチのグリップをうまく使えるかどうかが、ポール・リカール攻略の鍵になるかもしれませんね。
Source : Paul Ricard’s new asphalt patches are “like sandpaper” – Sainz | racefans.net
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