デイリーF1ニュース(2018年6月30日)ルクレールがフェラーリと契約か
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- オーストリアGP FP1・FP2の結果
- アストンマーチンがF1参戦を断念?
- ルクレールがフェラーリと契約か
それではご覧ください。
オーストリアGP FP1・FP2の結果
オーストリアGPの金曜日セッションは、FP1・FP2ともにメルセデス勢が1-2を独占しました。
投入したシャシーのアップグレードが、うまく機能しているようです。
トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが旧仕様のパワーユニットで走行したものの、Q1は10番手、Q2は9番手と好調な滑り出しを見せています。
Q2ではトラックリミットオーバーを防ぐための黄色い縁石に乗り上げた際に足回りを壊し、ピットでの修復作業を強いられましたが、素早い修理のおかげでセッション中に復帰し、31周を走行しています。
ブレンドン・ハートレーは新しいエアロパッケージで走行したものの、テスト優先で走行したためにセットアップが煮詰められず、Q1は19番手、Q2でも17番手と苦戦。
しかしエアロ自体は狙い通り機能しているとのことです。
土曜日はガスリーも新PUに交換して予選に望みます。
アストンマーチンがF1参戦を断念?
レッドブルのタイトルスポンサーを務めるアストンマーチンは、2021年から導入される新エンジンレギュレーションに期待を寄せていました。
コストが削減されれば、アストンマーチンのような小さな企業でも、エンジンサプライヤーとして参入するチャンスがあると考えていたからです。
「アストンはコストが制限され、そのフォーミュラの方程式の一部が、ドライバーの手にコントロールを戻すという考え方に興味を持っていた」と語るのは、アストンマーチンのCEOであるアンディ・パーマーです。
「私が議論し聞いた規制案では、十分にコストが下がっているとは見ていない。0.1秒を追うために、財産を費やす機会が残っていることはわかっているがね」
「アストンはスポーツが大好きなので、F1に関わりたいと思っているが、装備の競争に参加することはできない。それは不必要に高価であり、スポーツの価値を損なうものだからだ。0.1秒のアドバンテージを持つものが勝つのだから」
「(新レギュレーションに)十分な明瞭さが無い部分がまだ残っているので、最終的な規制案が見えてくるまでは、F1参戦を行うつもりがないとは言わない」
「しかしドアが支出競争に開放されているなら、我々は関与しない」
新レギュレーションがアストンマーチンだけに有利な形になるとは考えられません。
既に参戦しているメーカーを引き止めなければなりませんし、リバティ・メディアとしても大手自動車メーカーに参戦してほしいでしょうから、小規模メーカーが対等に戦えるレギュレーションを導入することはないでしょう。
Aston Martin on the brink of ending F1 engine ambitions – autocar.co.uk
ルクレールがフェラーリと契約か
最近大活躍しているシャルル・ルクレールに、早くもフェラーリ移籍の話が出ています。
ルクレールはフェラーリ・ドライバー・アカデミーの出身ですから、そのような話が出るのは当然といえるでしょう。
イギリスのBBCは、ルクレールがマラネロと2年契約で合意したと報じています。
このことが事実ならば、キミ・ライコネンは今季限りでフェラーリを去ることになるでしょう。
シーズン中に交代、という話もあるようです。
また、ダニエル・リカルドの去就にも影響を与えることになります。
メルセデスは現在のドライバーラインナップを維持すると見られているため、リカルドの移籍先の候補はフェラーリかマクラーレンに絞られたのですが、跳ね馬がルクレールを選んだとすると、レッドブルに残留するのがベストとなります。
今のマクラーレンに移籍しても、リカルドがワールドチャンピオンになることは不可能ですからね。
Formula 1: Sauber’s Charles Leclerc poised to join Ferrari – bbc.com
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