デイリーF1ニュース(2018年12月8日)シロトキンがウィリアムズを去った本当の理由
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。
- シロトキンがウィリアムズを去った本当の理由
- ライコネン、ザウバーの開発力を信頼
- ヴォルフ「ハミルトンはミスがほとんど無かった」
それではご覧ください。
シロトキンがウィリアムズを去った本当の理由
2018年限りでウィリアムズを離れることになったセルゲイ・シロトキンですが、その原因はシロトキンのスポンサー(ロシアのSMP銀行)と、チーム側との意見の対立にあるのだそうです。
「それはほとんどウィリアムズ次第だった」と語るのは、SMPレーシングのスポーティング・ディレクターであるミカ・サロです。
「もちろん我々としては少し価格を引き下げたかったし、ウィリアムズが今後良くなるという保証も欲しかった。しかし我々はコンセンサスに達しなかった」
サロによると、シロトキンは今後WEC(世界耐久選手権)に復帰する可能性が高いということです。
ウィリアムズ側からすると、シロトキンとロバート・クビサに持参金の額を競わせることで、できる限り多くの資金を確保する狙いがあったのでしょう。
SMPはそれに乗ることなくF1からの撤退を選びましたが、ウィリアムズはクビサのスポンサーであるPKM ORLENから、SMP以上の額を引き出すことに成功しました。
Source: The real reason behind Sirotkin’s departure from Williams – f1i.com
ライコネン、ザウバーの開発力を信頼
ザウバーに移籍したキミ・ライコネンは、同チームの開発力に信頼を寄せています。
「興奮しているよ」とライコネン。「明らかにフェラーリとは違う。しかしチームに加入したことを実感している。2001年のときと比較すると、多くが違う人だけどね」
「とはいえ彼らは全てのツールを持っていると思う。彼らは素晴らしい風洞を持っている。素晴らしい車を作るための全てを持っているんだ。フェラーリ・エンジンを持っていることで、何を得られるかも知っている」
「良い仕事が出来ない理由が見つからない。どこまでやれるかは来年になればわかるだろう」
ザウバーでの初走行となったアブダビテストでは、セットアップ作業をせずにタイヤテストだけしていたというライコネン。
ザウバー・C37は素直なマシンで、フィーリングはそれほど違わなかったのだそうです。
2018年は尻上がりに調子を上げてきたザウバーでしたから、来季にも期待がもてます。
Source: Raikkonen: 'Sauber has all the tools to build a great car’ – f1i.com
ヴォルフ「ハミルトンはミスがほとんど無かった」
メルセデスのルイス・ハミルトンにはほとんどミスが無かったと、彼のボスであるトト・ヴォルフが今季を振り返っています。
「全体として、我々全員はチームの成功に貢献するために、今日よりも明日を良くする必要がある」とヴォルフ。
「そして彼(ハミルトン)はドライバーとしても人間としても、今年一年間成長してきた。私は彼と共に働いてきたが、今年はほとんどミスが見られなかった」
しかしハミルトンは、それでもなお自身のドライビングを改善しようとしているようです。
「そのことについて昨日飛行機の中で議論した。彼は『それは正確ではない』と言うことができる数少ないドライバーだが、しかしその彼が『(今年は)ここで良くなかった、ここでは上手く行かなかった』と……」
マシン的にはフェラーリの方が良いのではないかと言われていますが、ハミルトンの存在がある限り、シルバーアローをやっつけるのはかなり難しそうです。
Source: Hamilton ‘barely made a mistake’ in 2018 – Wolff – racefans.net
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