デイリーF1ニュース(2018年12月9日)ガスリー「フェルスタッペンを恐れていない」

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。

  • ガスリー「フェルスタッペンを恐れていない」
  • ベッテル「タイトル獲得にはまだ遠すぎる」
  • 新フロントウイングの影響は大きい!?

それではご覧ください。


ガスリー「フェルスタッペンを恐れていない」

2019年はマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなるピエール・ガスリー
現在のF1で最速といっても過言ではない彼と同じマシンに乗るのは、ガスリーのキャリアにおいて大きなリスクを伴います。

「僕は恐れていないが、チーム内で居場所を作れるかどうかは僕次第だ」とガスリー。

「マックスは明らかに強い個性を持っている。彼はチーム内で認められており、それでいて僕より経験豊富だ」

「僕はダニエル(リカルド)のような人間ではない。誰とも異なる。マックスでもない。僕は自分自身の人格を持っている」

とはいえレッドブルのマシンに乗れるのは、ガスリーにとって大きなチャンスです。

「僕は興奮しているよ。シーズンが始まるのを待ちきれない! 僕のキャリアにおいて明らかに大きなステップだし、それはまさに僕が望んだ場所だ。F1における僕の野望は、確かに高いところにある。そして子供の頃からの僕の唯一の夢は、いつか世界選手権で勝つことだった」

「これは僕のキャリアの始まりに過ぎない。進歩し、成長し、経験を積まなければならない」

ガスリーがバルテリ・ボッタスのような状況に追い込まれてしまう可能性もあります。
ガスリーが結果を出す以外に、それを避ける方法はありません。

Source: Gasly has no fears about going up against Verstappen – f1i.com

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ベッテル「タイトル獲得にはまだ遠すぎる」

フェラーリセバスチャン・ベッテルは、シーズン後半のパフォーマンスの低下が、タイトル争いを決定づけたと考えているようです。

「まず第一に、選手権を争うことができる素晴らしいポジションにいると思う」とベッテル。

「僕が最後にタイトルを獲得してからというもの、数年間は明らかに簡単ではなかった」

「ここ2年間は優勝を争えるポジションに戻ってこれたし、選手権について語れるようになったのも素晴らしいと思う」

「しかし選手権全体を見れば、タイトル獲得にはまだ遠すぎる」

「途中まではかなり良く見えたし、スパやモンツァもそれに含まれるかもしれない」

「その後パフォーマンスがかなり低下した。明らかにそれは困難なものだった」

「ルイスとメルセデスは非常に強いレースを繰り広げ、多くのポイントと多くの勝利を収めた。それからギャップは、その時点から急速に開いていった」

フェラーリがアップグレードに失敗したりしていたのは事実ですが、ベッテルがミスを繰り返したことも、タイトル争いにかなり影響を与えたはずです。
来年シャルル・ルクレールが活躍すれば、ベッテルも言い逃れできなくなるでしょう。

Source:  Vettel: Ferrari suffered 'significant’ drop-off in performance – f1i.com

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新フロントウイングの影響は大きい!?

オーバーテイクの増加を図るべく、来年からは新規定のフロントウイングが導入されます。
フロントウイングの幅が200mmワイドになるだけでなく、カスケードウイングや翼端板のカナードが禁止され、形状がシンプルになります。

レッドブルメルセデスなどは、フロントウイングの変更は何のメリットももたらさないとコメントしていますが、ウィリアムズパディ・ロウは、異なる考えをもっているようです。

「今回の空力変更では、我々の作っているものが何の違いももたらさないという意見が主流のようだ」とロウ。

「しかし私は、燃料使用量よりも、確実に大きな違いをもたらすと思う。何の違いも無いなんて、私は信じないね。あくまで私の意見だが」

来年からはレース中の燃料使用量が5kg増加し、110kgとなります。
ロウはフロントウイングが、それ以上の変化をもたらすと考えているのです。

「レースでは意味をなさない燃料を入れている。これは常に行われていて、燃費の節約に少し影響している。車はしばしば『リフト・アンド・コースト』と我々が呼ぶものを行っている」

「彼らは燃料のためというより、タイヤのためにそれをする。その少しの違いが、奇妙なレースを生み出すかもしれない」

「我々のシミュレーション作業と、フロントウイングの変更に関して緊密に協力してきたチームの伝えるところによると、その効果は明らかだ。これは2021年に我々が定義しているものの予兆であり、2019年にすでに達成したことに満足している」

ウィリアムズの空力開発チームは、今年盛大にやらかしたので、どこまで信じてよいかはわかりません。
答え合わせは来年のプレシーズンテストを待つしかないでしょう。

Source:  Lowe predicts big impact for new 2019 front wings – f1i.com

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