フォード GT Mk2 120万ドルのサーキット専用車!
フォード GT Mk2が発表されました。
公道走行不可のサーキット専用マシンですが、ル・マン24時間レースを制したLM-GTEマシンを凌ぐほどのポテンシャルを秘めているモデルです。
今回はフォード GT Mk2の概要をご覧ください。
フォード GT MkⅡの概要
エクステリア
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全く新しいフロントスプリッターとカナード、フェンダールーバー、リアディフューザーなどが装着されています。
これらの変更によりMk2のダウンフォースは、ロードカーのフォードGT比で400%も増加しました。
ちなみにデュアルエレメントリアウィングは、レーシングカーのフォードGTよりもダウンフォースが出ているそうです。
インテリア
Sparco製の6点式のレーシングハーネスとレーシングシートが装着されました。
MoTeCのデータ取得システムも搭載されています。
2つのディスプレイに車体後方の様子を映し出すことも可能です。
シャシー
ロードカーと比較すると、Mk2は90kg以上も軽量化されています。
引き換えに電動車高調整機能やドライブモードセレクトは除去されました。
マルチマチック製のDSSVショックアブソーバーは、5way調整が可能です。
これにより低い車高での取り扱いが改善され、Mk2の空力を効率的に保つことができるようになりました。
強烈なダウンフォースとミシュラン・パイロットスポーツGTタイヤが生み出す横Gは2Gを超えます。
ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックブレーキです。
フロントのディスク径は15.5インチ(393.7mm)、リアは14.1インチ(358.1mm)となっています。
パワートレイン
エンジンはロードカーと同じく、3.5リッター・V型6気筒EcoBoostを搭載しますが、中身は別物です。
ロードカーのフォードGTは655ps、レーシングカーのLM-GTEマシンはリストリクターにより500ps前後に制限されていたのに対し、Mk2は700ps以上を発生します。
ハイパワーを発生・維持するために、Mk2のインタークーラーにはウォータースプレーが装着されています。
これは高温時に自動的に作動し、インタークーラーに霧状の水を吹き付けるものです。
また、ルーフ上には補機類やクラッチ、トランスミッションを冷やすためのインテークも新設されました。
価格・発売日
価格は120万ドルからとなっています。
記事執筆時点のレートだと、およそ1.29億円です。
生産はロードカーと同じラインで行われるようですが、販売はカナダのレーシングカー・コンストラクターであるマルチマチック社が行います。
興味のある方はこちらのコンタクトフォームから申し込むことができるようです。
なお生産台数は45台限定となっています。
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