フォード新型プーマ SUVに生まれ変わった2代目は小さな実力派!

Fordの新車情報

フォード新型プーマを発表しました。
初代プーマはクーペでしたが、2代目はコンパクトなSUVです。

SUVとなったプーマは非常に小さく、全長は4.1mに満たないものの、大容量のラゲッジスペースを備えるなど、パッケージングに優れた車となっています。
また、48Vマイルドハイブリッドやストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、180°の視界を確保したリアビューカメラなど、最新技術も数多く盛り込まれており、見どころの多い1台です。
海外市場では日本車の強力なライバルとなるでしょう。

今回はSUVに生まれ変わった新型プーマの概要をご覧ください。


フォード 新型プーマの概要

エクステリア

SUVに生まれ変わった新型プーマ

ヘッドライトはスズキ・スイフトっぽく見える。

ボンネットは短く、リアオーバーハングはほぼ無い。

パノラミックルーフも用意されている。

スポーティーなリア周り。若干CX-3に似ているような……。

ハッチ開口部の下端は結構高い位置にある。

ボンネットが短く、キャブフォワードなデザインとなっています。
リアオーバーハングに至っては、殆ど無いと言えるほどに短いです。

ボディサイズ

プレスリリースにはボディサイズが記述されていないのですが、イギリスの自動車メディアであるAutoExpressによると、フィエスタ比で全長は+46mm、全幅は+71mm、全高は+54mm、ホイールベースは+95mmとのことです。
よって新型プーマのボディサイズは、以下の表のようになります。

新型プーマのボディサイズ
各部寸法(mm)
全長 4,086
全幅 1,805
全高 1,537
ホイールベース 2,588

日本車だと日産 ジュークが比較的近いサイズですが、新型プーマはジュークより全長が49mm短いにもかかわらず、ホイールベースは逆に58mmも長くなっています。
ホイールベースの長さは室内の広さに直結する要素ですから、プーマのパッケージングには目を見張るものがありますね。

目次に戻る

インテリア

新型プーマのインテリア

センターコンソールのタッチスクリーンは8インチ。

メーターパネルは12.3インチのデジタル・インストゥルメント。

おくだけ充電にも対応。

フロントシートにはマッサージ機能まで付いている。

フォードのインフォテイメントシステムである「SYNC3」は音声認識に対応しており、Android AutoやApple CarPlayもサポートしています。

Ford Passモバイルアプリを使えば、車両ステータスの確認やリモートドアロックも可能です。
バング・アンド・オルフセンの10スピーカーオーディオも装着できます。

ラゲッジスペース

新型プーマのラゲッジスペース

Ford MegaBoxと呼ばれる床下収納。

Ford MegaBoxと名付けられた床下収納が特徴です。
MegaBoxのフタは、後席の裏側に収納できます。
MegaBoxは幅763mm、長さ752mm、深さ305mmのスペースで、容量は80リッターです。
これを利用すると、高さ1.15mまでのアイテム(例えば観葉植物など)ならば、ラゲッジスペースに立てた状態で収納できます。

また、MegaBoxには排水プラグが設置されており、Box内が汚れた場合には水で洗い流すことも可能です。

5名乗車・MegaBox利用時のラゲッジスペース容量は456リッターとなります。
これは大型セダン並の容量です。

目次に戻る

パワートレイン

エンジンは1.0リッター・直列3気筒のEcoBoostです。
このエンジンにベルト駆動のインテグレーテッド・スターター/ジェネレーター(BISG)が組み合わせてあります。
バッテリーは48Vのリチウムイオン電池です。

125psと155psの2つの仕様で提供されます。
BISGは最大で50Nmのトルクを供給可能です。
エンジン全負荷時のシステム総トルクは、ガソリンエンジンのみと比較すると20Nm引き上げられています。
エンジン低負荷時のトルクも、最大で50%増加しているそうです。

また、BISGのトルク補完を利用してターボラグを軽減することもできるため、1.0リッターEcoBoostエンジンの圧縮比を下げ、より大きなサイズのターボチャージャーを装着することができるようになりました。

ギアボックスは7速デュアルクラッチトランスミッションです。

目次に戻る

運転支援システム

ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールが装備されており、停止時間が3秒以下ならば自動的に再発進します。
BISGは300ミリ秒(まばたきする速度とほぼ同じ)でエンジンを再始動できるため、オート・スタート・ストップ機能には最適です。

リアビューカメラは、車両後方の180°ビューをタッチスクリーンに表示可能。
自動で縦列駐車も可能なアクティブパーキングアシストも装備されています。

その他にもブラインドスポットインフォメーションシステム(クロストラフィックアラート付き)や、オートマチックハイビーム、路肩検出機能を強化したレーンキーピングアシスト、プレコリジョンアシスト(プリクラッシュブレーキ)など、事故に対する備えは万全です。

目次に戻る

価格・発売日

価格と発売日はまだ公表されていません。
2019年9月のフランクフルトモーターショーでアナウンスされると言われています。
フォードは日本から撤退してしまったので、新型プーマが日本で見られないのは残念ですが、非常に魅力的な車だと思います。

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。