フェラーリ デイトナSP3 究極の空力と超高回転型V12の共演
フェラーリが「デイトナSP3」を発表しました。
過去の名車にインスピレーションを得たモデルシリーズである「Icona」の第3弾となります。
今回モチーフとなったのは、1967年のデイトナ24時間レースで1-2-3フィニッシュしたスポーツプロトタイプ「330 P3/4 スパイダー」「330 P4」「412P」の3台や、「512S」「712 Can-Am」といったレーシングカーたちです。
今回はデイトナSP3の概要をご覧ください。
フェラーリ デイトナSP3の概要
エクステリア
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デイトナSP3はアクティブなエアロデバイスに頼ることなく、フェラーリのプロダクションカー史上最高の空力効率を達成しています。
かつての330 P4も空力に優れたマシンでしたから、性能面でもそれをオマージュしているのかもしれません。
インテリア
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シャシー
カーボンファイバーモノコックが採用されています。おそらくラ・フェラーリのものでしょう。
ボディワークも全てカーボン製です。そのため乾燥重量は1,485kgに抑えられています。前後重量配分は44:56です。
タイヤは専用に開発されたピレリ Pゼロコルサ。
SSC(サイド・スリップアングル・コントロール)はVer.6.1を搭載しています。
パワートレイン
リアミッドシップに搭載されるエンジンは、812コンペティツィオーネと同じ6.5リッター・V型12気筒ガソリン自然吸気ですが、さらなるチューニングが施され、840ps・697Nmものパワー・トルクを発生しています。
最高出力の発生回転数は9,250rpm、レブリミットは9,500rpmという超高回転型エンジンです。
ギアボックスは7速DCT。
0-100km/hは2.85秒。0-200km/hでもわずか7.4秒しかかかりません。
最高速は340km/h以上です。自然吸気エンジンでありながらこれほどの最高速を実現できたのは、やはり空力の貢献が大きいと思います。
価格・発売日
価格は200万ユーロだと言われています。
記事執筆時点のレートで日本円に単純換算すると、およそ2.57億円です。
デイトナSP3は599台の限定生産ですが、以前のモンツァSP1/SP2を購入した499人の顧客全員が、デイトナSP3も購入することを決断したそうです。
しかも残りの100台は選ばれたフェラーリコレクターのグループに販売されたため、デイトナSP3は既に完売していると言われています。
デリバリーは2022年末までに行われる予定です。
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Posted by dangoliath