911 GT3のSTI仕様!? スバルエンジン搭載のポルシェ!
現在アメリカで開催されているアフターパーツの見本市「SEMAショー」に、スバルのEJ25を搭載したポルシェ 911 GT3が出展されています。
これを製作したのはENEOSとDevSpeedです。日本ではガソリンスタンドのブランドとしておなじみのENEOSですが、アメリカでもエンジンオイルやトランスミッションフルードなどを販売しています。
今回はENEOS ポルシェ 911 GT3 STIの概要をご覧ください。
ENEOS ポルシェ 911 GT3 STIの概要
エクステリア
画像をクリック(タップ)すると拡大できます。
ボディワークは英国VAD Designのもので、GT3Rレースカーのスタイリングにコンバージョンされています。
リバリーはザルツブルク ポルシェ 917とスバル インプレッサWRCの両方にインスパイアされたデザインとなっています。
インテリア
シャシー
ボディはCagekitsのCNC曲げロールケージで強化されています。このロールケージは車体を3DスキャンしたデータをCagekitsに送信し、リモートで製作されたそうです。そして完成したロールケージがDevSpeedに送られ、ボディに溶接されました。
車高調はBC Racingのものをチョイス。
タイヤはToyo Proxes R888Rで、サイズはフロントが265/35 R19、リアは345/30 R19という極太サイズです。ホイールはRotiform 917で、フロントが19×10インチ、リア19×13インチです。
パワートレイン
エンジンは2.5リッター・水平対向4気筒ターボ「EJ25」です。
DevSpeedのビルダーであり、プロのドリフトレーサーであるFaruk Kugayがこの911 GT3を手に入れたときには、車体はクラッシュしており、エンジンは取り外されていたそうです。そこで彼は2008年型スバル インプレッサSTI(米国仕様)に搭載されているEJ25へのスワップを計画したのだとか。元のフラット6と比較すると、エンジンは約77kgも軽くなったそうです。
2008年型インプレッサSTI(米国仕様)のEJ25ターボは、309ps・393Nmを発生していますが、そのエンジンをボルグワーナー製ターボと大型インタークーラー、インジェクターや燃料ポンプ等の交換により、550psまでパワーアップしています。
トランスミッションはSubiworksによって組み上げられたインプレッサの6速MTで、駆動方式は後輪駆動です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。