ポルシェ カイエンもEVに! 登場は2026年
ポルシェはカイエンの寿命を延ばすべくマイナーチェンジモデルを開発中ですが、当然ながらその先も見据えています。2026年にはカイエンEVが登場する予定です。車名は変更されるかもしれませんが、このページでは便宜上カイエンEVと呼称します。
今回はカイエンEVの最新情報をご覧ください。
カイエンEVの最新情報
プラットフォームはマカンEVやアウディ Q6 e-tronと同じPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)が採用されます。
PPEにはトルクベクタリングや後輪ステアリング技術が含まれているので、カイエンEVにもそれらが装備されることになるでしょう。
PPEは800kWの急速充電に対応するため、270Vの電気アーキテクチャーが用いられています。なので充電速度はかなり早いと推測されます。
肝心のバッテリー容量ですが、マカンEVには100kWhのバッテリーが搭載されると予想されているため、カイエンEVはそれ以上の大容量になるかもしれません。ポルシェのプリズマティック・セルを用いた新しいリチウムイオン電池はモジュラー構造なので、ホイールベースに応じてバッテリーの大きさを変更できるからです。
カイエンEVのスペックは、マカンEVのそれを上回るのは間違いありません。2024年に発売が予定されているマカンEVは、前後に2つのモーターを搭載し、システムの総出力は450kW(611.83ps)、総トルクは1,000Nmになると言われています。ちなみに現行カイエンの最強モデルである「ターボGT」の最高出力は640ps、最大トルクは850Nmです。カイエンEVがマカンEVを上回るとすれば、カイエンEVはこれまでに類を見ない高性能SUVとなるでしょう。
カイエンとマカンは、ポルシェの屋台骨を支える主力モデルです。2022年の世界販売台数は、カイエンが95,604台、マカンが86,724台でした。この2車種だけで、ポルシェの世界販売台数の59%を占めています。
よってカイエンとマカンがEV化されれば、ポルシェの電動化が一気に進むわけです。ポルシェは2030年までに販売台数の80%をEVにするという目標を掲げていますが、案外早く達成できるかもしれません。
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