ステーションワゴンの王様はわがまま 新型アテンザワゴンの評価・口コミまとめ
ステーションワゴンの王様は、忠誠心を要求する。
アテンザワゴンの評価や口コミを見ていると、アウディA4アバントやBMW320dツーリングとの比較が多いことに気づきます。つまり、もはやアテンザワゴンのライバルはドイツ車なのです。国内でのライバルはレヴォーグくらいのものでしょうか。
そのくらいアテンザワゴンは、デザインや走行性能で抜きん出たものを持っています。しかしそれは乗降性や視界、乗り心地と引き換えに手に入れたものです。かつてのアコードワゴンのように、バランスの取れた車ではありません。
非常に高いレベルにあるアテンザワゴンですが、ドライバー側のニーズによっては、その高評価が覆る可能性もあるわけです。具体的にどのようなニーズと合致するかは、以下のまとめでご確認ください。
目次
インテリア
シート
- △大きめのシートで疲れにくいが、座面は硬めで、腰回りのサポートが弱く感じる。
- →革シートはさらに座り心地が硬い。
- →寝そべるような感じで座ると腰に悪いので、座面を下げて背もたれを起こすと楽になる。
- ◯シートと、ステアリングのチルト・テレスコの調整幅は十分なので、最適なドライビングポジションを取りやすい。
- ◯Lパッケージにはメモリー機能付き電動パワーシートが装備される。
- ☓スポーツシートなので倒して寝るには向かない。
- ☓ヘッドレストが前後に動かず、上下調整しかできない。
室内の広さと使い勝手
- ☓ボディサイズの割りに狭い。頭上が特に狭い。
- →リアの足元は広い
- ☓センターアームレストを前方にスライドさせると、カップホルダーが1つ潰れてしまう。
- →M/Cで変更
- ◯電磁式パーキングブレーキのおかげで運転席周りがすっきりしている。
インテリアの質感
- ◯シンプルで落ち着きと品格があるインテリアデザイン。
- ◯ソフトパッドが各所に配置されており、触感が良い。
- ◯ステアリングの革は素晴らしく、こなれてくれば滑らなくなる。
- ☓ピラーから天井、バイザーの質感がチープ。
- ☓純正DOPのフロアマットは残念なレベル。
小物収納・ラゲッジスペース
- ☓運転席・助手席周りの収納が大変少ない。
- ☓ドアポケットは小さく、実質的にペットボトル専用。
- ☓9.5インチのゴルフバッグは横置きできず、カラクリトノカバーを外して4つ積めるのは9インチまで。ラゲッジ容量506リッター(5名乗車時)。
ナビ・電装系の評価
メーター
- △シンプルで見やすいが、ヘッドアップディスプレイがあるのだからタコメーターを中央にして欲しかった。
ナビ・バックモニター
- ◯ヘッドアップディスプレイが先進的。
- ◯夜間でもバックモニターが明るい。
- ☓マツダコネクトナビの精度がいまいち。
スイッチ・レバー類
- ◯ボタンを押したときのクリック感が良い。
- ☓サイドミラーの格納&展開スイッチが回転式で煩わしい。
- →マイナーチェンジで変更。
- ☓ATレバーがやや遠い。
- →マイナーチェンジで変更。
空調関連
- ☓外気と循環のスイッチが助手席側に近く、運転しながら押せない。
- →マイナーチェンジで変更された。
オーディオ
- ◯BOSEサウンドシステムの音質が良い。
- →Lパッケージに標準装備、プロアクティブにメーカーオプション。
- →ただBOSEの音が擬似的なので、合わない人もいる。
- ☓マイナーチェンジ前の純正ナビは音質が悪い。
その他電装系
- ◯マイナーチェンジでアダプティブLEDヘッドライトが追加された。
- ◯方向指示器のスリーフラッシュが便利。
- ☓オートハイビームが上手くハイビームに切り替わらない。
- ☓車速感応ドアロックがついていない。
- ☓純正フットランプが暗い。
エクステリア
デザインと質感
- ◯ボディラインや全体のバランスが良くかっこいい。
- 高級感と存在感が向上したマイナーチェンジ後のデザインの方が人気がある模様。
- ◯ソウルレッドの輝きが良い。
- ◯ディープブルーマイカは高級感がある。
- ◯19インチホイールのデザインと塗装も素晴らしい。
乗降性と使い勝手
- ☓Aピラーの角度がキツく乗降しづらい。
- ☓ボンネット開閉機構がダンパーではない。
エンジンと燃費
実燃費
- ◯XD Lパケ FF AT 街乗り:12~16km/L,郊外・高速道路:18~22km/L
- →4WDモデルでも燃費はほぼ同等。
- ◯XD Lパケ FF MT 街乗り:18km/L, 郊外・高速道路:22km/L
- ☓DPFの再生で燃費が2割ほど落ちる。近場しか走らないならガソリン?
- ☓オイルが5リッターも入るので、オイル代がバカにならない。
- →リッターあたり1000円以下のオススメ高性能エンジンオイル
- ◯20S FF AT 街乗り:11~12km/L, 郊外・高速道路:16km/h
- ◯25S FF AT 総合燃費: 10〜12km/L
ディーゼル
ガソリン
パワー・トルク
- ◯発進加速はもっさりだが、踏めば余裕の加速感。坂道もグイグイ登る。
- →踏み込みに対し出力を絞り気味なので出だしが悪い。
- →エアコンON時はもっさり感が増す。
- ◯力強く、キックダウンすればスーッと加速する。
ディーゼル
ガソリン
トランスミッション
- ◯MTは軽いシフトフィーリングが良く、ディーゼルとのマッチングも良い。
- ◯ATはロックアップ領域が広い。マニュアルモードも楽しい。
- →ただ急ブレーキと判定されるとマニュアルモード操作がはじかれてしまう。
アイドリングストップのフィーリング
- ☓強く踏めば作動するのは便利だが、毎度力を込めるのは疲れる。
- →ブレーキ踏力を弱めながら止められない。
ハンドリング・取り回し
走行性能
- ◯ロールが少なくコーナリング時にフラット感がある。
- →17インチでもコーナーに吸い付くように走る
- ◯直進安定性が高い
小回り・取り回し
- ☓1840mmの全幅はアルファードと同じなので、狭い場所では気をつかう。
- →最小回転半径5.5m(クラウンアスリートは5.2m)
- →車線逸脱警報は、車幅を把握するのにも使える。
操作系統のフィーリング
- ◯低速時のハンドルの軽さに最初は戸惑うが、慣れれば小回りが効いて快適。中速・高速では適度な重さ。
- ◯オルガン式アクセルペダルは適度な踏みごたえがあって良い。
- ☓エンジンブレーキの効き方に違和感。
- →i-ELOOP(減速エネルギー回生システム)の影響か。
- ◯フットブレーキは初期制動の立ち上がりが穏やかで、フィーリングを感じ取りやすい。
視界
- △ダッシュボードが高く壁のよう。
- →マイナーチェンジで改善された。
- ☓Aピラーが右左折時に死角になるときがある。
- ☓ボンネットが長く着座位置も低いので、先端が見づらい。
- ☓着座位置が低いので、後方視界も悪い。
- →ブラインドスポットアシストや、リア・クロス・トラフィック・アラート、リアパーキングセンサーがなどがあれば、見切りの悪さをある程度カバーできる。
- →Lパッケージは上記アシストを標準装備。プロアクティブはMOP。その他グレードは設定なし。
乗り心地・静粛性
路面からの突き上げ感・ボディのガタピシ感
- ◯コツコツとした振動はあるが、おおむね良好。
- →路面状況が伝わりやすい。
- →高速道路の段差などはいなしきれないことがある。
- →19インチでもそこそこ乗り心地は良いが、耐えられないなら17インチ+コンフォートタイヤに変更すべき。
- →5000kmを越えたあたりからサスが馴染んで乗り心地が良くなる。
騒音・振動
- ◯静粛性は高い。
- →マイナーチェンジでフロントホイール周りの騒音対策がなされた。
- △発進時やアイドリング時に、ディーゼル特有のガラガラ音が聞こえる。
- →走行時は高速道路を走っても低回転なので、ディーゼルでも静か。
安全性
◯=標準装備 △=メーカーオプション − =設定なし
名称 | 20S | 20S PA※1 | 25S Lパケ | XD | XD PA | XD Lパケ |
---|---|---|---|---|---|---|
横滑り防止装置 | ◯ | |||||
衝突被害軽減ブレーキ※2 | − | △ | ◯ | − | △ | ◯ |
クルーズコントロール | ◯※3 | ◯(ACC) | ◯※3 | ◯(ACC) | ||
車線逸脱警報 | − | ◯ | − | ◯ | ||
レーンキープアシスト | − | ◯ | − | ◯ | ||
ブラインドスポットアシスト | − | ◯ | − | ◯ | ||
アダプティブヘッドライト | − | ◯ | − | ◯ | ||
ヒルホールドシステム | ◯ | |||||
運転席&助手席エアバッグ | ◯ | |||||
サイド&カーテンエアバッグ | ◯ |
※1 プロアクティブの略
※2 スマート・ブレーキ・サポート(SBS)のこと。低速時に機能するスマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)とは異なる。ちなみに前進時30km/h以下での追突を防止する「SCBS F」は全グレード標準装備。後退時の衝突を防ぐ「SCBS R」はLパケのみ標準。
※3 プロアクティブのみメーカーオプションでアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)にアップグレード可能。
安全装備の使い勝手
値引き額
本体値引き 0〜20万円
オプション値引き 0〜35万円
合計値引き額 0〜35万円
値引き額の平均 19万円
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