ステーションワゴンの王様はわがまま 新型アテンザワゴンの評価・口コミまとめ

マツダ車の評価・口コミ


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ステーションワゴンの王様は、忠誠心を要求する。

アテンザワゴンの評価や口コミを見ていると、アウディA4アバントBMW320dツーリングとの比較が多いことに気づきます。つまり、もはやアテンザワゴンのライバルはドイツ車なのです。国内でのライバルはレヴォーグくらいのものでしょうか。

そのくらいアテンザワゴンは、デザインや走行性能で抜きん出たものを持っています。しかしそれは乗降性や視界、乗り心地と引き換えに手に入れたものです。かつてのアコードワゴンのように、バランスの取れた車ではありません。

非常に高いレベルにあるアテンザワゴンですが、ドライバー側のニーズによっては、その高評価が覆る可能性もあるわけです。具体的にどのようなニーズと合致するかは、以下のまとめでご確認ください。


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. エンジン・燃費
  5. ハンドリング・取り回し
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全性
  8. 価格・値引き額
  9. 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インテリア

シート


    画像の出典: autoc-one.jp


    △大きめのシートで疲れにくいが、座面は硬めで、腰回りのサポートが弱く感じる。
     →革シートはさらに座り心地が硬い。
     →寝そべるような感じで座ると腰に悪いので、座面を下げて背もたれを起こすと楽になる。
    ◯シートと、ステアリングのチルト・テレスコの調整幅は十分なので、最適なドライビングポジションを取りやすい。
    ◯Lパッケージにはメモリー機能付き電動パワーシートが装備される。
    ☓スポーツシートなので倒して寝るには向かない。
    ☓ヘッドレストが前後に動かず、上下調整しかできない。

室内の広さと使い勝手

    ☓ボディサイズの割りに狭い。頭上が特に狭い
     →リアの足元は広い
    ☓センターアームレストを前方にスライドさせると、カップホルダーが1つ潰れてしまう。
     →M/Cで変更
    ◯電磁式パーキングブレーキのおかげで運転席周りがすっきりしている。

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インテリアの質感

    ◯シンプルで落ち着きと品格があるインテリアデザイン。
    ◯ソフトパッドが各所に配置されており、触感が良い。
    ドアトリムのソフトパッド。

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    ステアリングの革は素晴らしく、こなれてくれば滑らなくなる

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    ☓ピラーから天井、バイザーの質感がチープ。

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    ☓純正DOPのフロアマットは残念なレベル。

小物収納・ラゲッジスペース

    運転席・助手席周りの収納が大変少ない
    ☓ドアポケットは小さく、実質的にペットボトル専用。
    ☓9.5インチのゴルフバッグは横置きできず、カラクリトノカバーを外して4つ積めるのは9インチまで。ラゲッジ容量506リッター(5名乗車時)。

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ナビ・電装系の評価

メーター


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    △シンプルで見やすいが、ヘッドアップディスプレイがあるのだからタコメーターを中央にして欲しかった。

ナビ・バックモニター

    ヘッドアップディスプレイが先進的
    ◯夜間でもバックモニターが明るい。
    ☓マツダコネクトナビの精度がいまいち。

    マイナーチェンジ後のモデルに装備されるマツダコネクト

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スイッチ・レバー類

    ◯ボタンを押したときのクリック感が良い。
    ☓サイドミラーの格納&展開スイッチが回転式で煩わしい。
     →マイナーチェンジで変更。
    ☓ATレバーがやや遠い。
     →マイナーチェンジで変更。

空調関連

    ☓外気と循環のスイッチが助手席側に近く、運転しながら押せない。
     →マイナーチェンジで変更された。

オーディオ

    ◯BOSEサウンドシステムの音質が良い。
     →Lパッケージに標準装備、プロアクティブにメーカーオプション。
      →ただBOSEの音が擬似的なので、合わない人もいる。

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    ☓マイナーチェンジ前の純正ナビは音質が悪い。

その他電装系

    マイナーチェンジでアダプティブLEDヘッドライトが追加された

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    ◯方向指示器のスリーフラッシュが便利。
    ☓オートハイビームが上手くハイビームに切り替わらない。
    ☓車速感応ドアロックがついていない。
    ☓純正フットランプが暗い。

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エクステリア

デザインと質感

    ボディラインや全体のバランスが良くかっこいい
    高級感と存在感が向上したマイナーチェンジ後のデザインの方が人気がある模様。
    ◯ソウルレッドの輝きが良い。
    ◯ディープブルーマイカは高級感がある。
    ◯19インチホイールのデザインと塗装も素晴らしい。
    Lパッケージの純正19インチだけ高輝度塗装されているので、輝きが違う。

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乗降性と使い勝手

    Aピラーの角度がキツく乗降しづらい
    ☓ボンネット開閉機構がダンパーではない。

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エンジンと燃費

スカイアクティブ-D 2.2

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実燃費

    ディーゼル

    ◯XD Lパケ FF AT 街乗り:12~16km/L,郊外・高速道路:18~22km/L
     →4WDモデルでも燃費はほぼ同等。
    ◯XD Lパケ FF MT 街乗り:18km/L, 郊外・高速道路:22km/L
    ☓DPFの再生で燃費が2割ほど落ちる。近場しか走らないならガソリン?
    ☓オイルが5リッターも入るので、オイル代がバカにならない。
    リッターあたり1000円以下のオススメ高性能エンジンオイル

    ガソリン

    ◯20S FF AT 街乗り:11~12km/L, 郊外・高速道路:16km/h
    ◯25S FF AT 総合燃費: 10〜12km/L

パワー・トルク

    ディーゼル

    発進加速はもっさりだが、踏めば余裕の加速感。坂道もグイグイ登る。
     →踏み込みに対し出力を絞り気味なので出だしが悪い。
      →エアコンON時はもっさり感が増す。

    ガソリン

    力強く、キックダウンすればスーッと加速する

トランスミッション

    ◯MTは軽いシフトフィーリングが良く、ディーゼルとのマッチングも良い。
    ◯ATはロックアップ領域が広い。マニュアルモードも楽しい。
     →ただ急ブレーキと判定されるとマニュアルモード操作がはじかれてしまう。

アイドリングストップのフィーリング

    強く踏めば作動するのは便利だが、毎度力を込めるのは疲れる
     →ブレーキ踏力を弱めながら止められない。

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ハンドリング・取り回し


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走行性能

    ロールが少なくコーナリング時にフラット感がある
     →17インチでもコーナーに吸い付くように走る
    直進安定性が高い

小回り・取り回し

    1840mmの全幅はアルファードと同じなので、狭い場所では気をつかう
     →最小回転半径5.5m(クラウンアスリートは5.2m)
     →車線逸脱警報は、車幅を把握するのにも使える。

操作系統のフィーリング

    ◯低速時のハンドルの軽さに最初は戸惑うが、慣れれば小回りが効いて快適。中速・高速では適度な重さ。
    ◯オルガン式アクセルペダルは適度な踏みごたえがあって良い。

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    エンジンブレーキの効き方に違和感
     →i-ELOOP(減速エネルギー回生システム)の影響か。
    ◯フットブレーキは初期制動の立ち上がりが穏やかで、フィーリングを感じ取りやすい。

視界

    △ダッシュボードが高く壁のよう。
     →マイナーチェンジで改善された。
    ☓Aピラーが右左折時に死角になるときがある。
    ☓ボンネットが長く着座位置も低いので、先端が見づらい。
    着座位置が低いので、後方視界も悪い
     →ブラインドスポットアシストや、リア・クロス・トラフィック・アラート、リアパーキングセンサーがなどがあれば、見切りの悪さをある程度カバーできる。
      →Lパッケージは上記アシストを標準装備。プロアクティブはMOP。その他グレードは設定なし。

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乗り心地・静粛性

路面からの突き上げ感・ボディのガタピシ感

    コツコツとした振動はあるが、おおむね良好
     →路面状況が伝わりやすい。
     →高速道路の段差などはいなしきれないことがある。
     →19インチでもそこそこ乗り心地は良いが、耐えられないなら17インチ+コンフォートタイヤに変更すべき。
     →5000kmを越えたあたりからサスが馴染んで乗り心地が良くなる。

騒音・振動

    静粛性は高い
     →マイナーチェンジでフロントホイール周りの騒音対策がなされた。
    発進時やアイドリング時に、ディーゼル特有のガラガラ音が聞こえる
     →走行時は高速道路を走っても低回転なので、ディーゼルでも静か

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安全性

◯=標準装備 △=メーカーオプション − =設定なし

名称 20S 20S PA※1 25S Lパケ XD XD PA XD Lパケ
横滑り防止装置
衝突被害軽減ブレーキ※2
クルーズコントロール ◯※3 ◯(ACC) ◯※3 ◯(ACC)
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
ブラインドスポットアシスト
アダプティブヘッドライト
ヒルホールドシステム
運転席&助手席エアバッグ
サイド&カーテンエアバッグ


※1 プロアクティブの略

※2 スマート・ブレーキ・サポート(SBS)のこと。低速時に機能するスマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)とは異なる。ちなみに前進時30km/h以下での追突を防止する「SCBS F」は全グレード標準装備。後退時の衝突を防ぐ「SCBS R」はLパケのみ標準。

※3 プロアクティブのみメーカーオプションでアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)にアップグレード可能。


安全装備の使い勝手

◯MRCC(マツダにおけるACCの名称)はスムーズに作動し便利。
しかし状況と設定次第では急加速することも。
 →急加速した前走車が直後に急減速すると、MRCCが対応しきれずぶつかりそうになる。

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値引き額

本体値引き 0〜20万円

オプション値引き 0〜35万円

合計値引き額 0〜35万円

値引き額の平均 19万円

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