人気の国産SUV おすすめランキング 7人乗り編
7人乗りSUVを選ぶ意味
7人乗せるだけなら、ミニバンを選ぶという手もあります。シエンタやフリードなら、7人乗りSUVよりも安価です。
しかしミニバンでは、走行性能の面でSUVには勝てません。SUVはユーティリティ・走行性能・走破性のバランスが良く、視点が高いこともあって運転しやすいため、全体的なバランスに優れています。
大柄なボディゆえに燃費が悪いのが欠点でしたが、ハイブリッドやディーゼルによってそれも克服されつつあります。SUVは、今後もっとも伸びしろがあるジャンルといえるでしょう。
ランキングについて
走行性能、高級感、広さと使い勝手、取り回し、経済性、人気の6つを5段階で相対評価し、総得点で格付けしました。エントリーは5台です。
アウトランダーは、マイナーチェンジ前のモデルは低評価で選外、マイナーチェンジ後は高評価ですが、口コミレビューがまだ少ないため、エントリーを見送りました。日本では発売されたばかりのレクサスRXも同様です。
おすすめ国産SUV(7人乗り)人気ランキング
第5位 三菱・パジェロ
評価項目 | 得点 |
---|---|
走行・走破性能 | ★★★★ |
高級感 | ★★ |
広さと使い勝手 | ★★★ |
取り回し | ★★ |
乗り心地と静粛性 | ★★ |
経済性 | ★★ |
人気(リセールバリュー) | ★★★★ |
総合評価 | 19点 / 40点 |
本格SUVというだけでは厳しい
第5位はパジェロです。かつては本格的なクロスカントリーオフローダーですが、それだけで高評価を得られる時代ではありません。経済性に関してはディーゼルがあるものの、新車価格が高すぎるのがネックとなって★2つの評価となりました。
パジェロの詳細はこちらをご覧ください。
東京砂漠でもやっぱパジェロでしょ。4代目パジェロの評価・口コミまとめ
第4位 スバル・クロスオーバー7
評価項目 | 得点 |
---|---|
走行・走破性能 | ★★ |
高級感 | ★★ |
広さと使い勝手 | ★★★★ |
取り回し | ★★★★ |
乗り心地と静粛性 | ★★★ |
経済性 | ★★★★ |
人気(リセールバリュー) | ★★ |
総合評価 | 21点 / 40点 |
値段に見合った7人乗りSUV
クロスオーバー7の走行性能は評価が高いです。しかし元がミニバンのエクシーガであるために走破性能の評価が低く、結果として走行・走破性能は★2つとなりました。
クロスオーバー7の詳細はこちらをご覧ください。
戦隊ものみたいな名前でも本格派 クロスオーバー7の評価・口コミまとめ
第3位 ランドクルーザープラド
評価項目 | 得点 |
---|---|
走行・走破性能 | ★★★★ |
高級感 | ★★★★ |
広さと使い勝手 | ★★★★ |
取り回し | ★★★ |
乗り心地と静粛性 | ★★★ |
経済性 | ★★★ |
人気(リセールバリュー) | ★★★★ |
総合評価 | 25点 / 40点 |
ディーゼルが魅力
プラドはディーゼルゆえの経済性が魅力です。しかし新車価格が高いため、経済性の評価は★3つに留まりました。ディーゼル特有のエンジン音の大きさが、静粛性の評価にも影響しています。
プラドの詳細はこちらをご覧ください。
ディーゼルは伊達じゃない! ランドクルーザープラドの評価・口コミまとめ
第2位 日産・エクストレイル(T32)
評価項目 | 得点 |
---|---|
走行・走破性能 | ★★★ |
高級感 | ★★ |
広さと使い勝手 | ★★★★ |
取り回し | ★★★★★ |
乗り心地と静粛性 | ★★★★ |
経済性 | ★★★★★ |
人気(リセールバリュー) | ★★★★ |
総合評価 | 27点 / 40点 |
300万円以下で買えるSUVが大健闘!
エクストレイルの魅力は何と言ってもその経済性の高さでしょう。新車価格がプラド・ディーゼル比で200万円以上も安い上、燃費も良いのが高評価につながりました。自動で駐車してくれるインテリジェントパーキングアシストが、取り回しの評価に貢献しています。コストパフォーマンスだけで選ぶなら、おすすめSUVのNo.1です。
エクストレイルの詳細はこちらをご覧ください。
エクストレイル(T32)口コミ評価まとめ 人気の7人乗りSUVは走りもジェントル!
第1位 ランドクルーザー200
評価項目 | 得点 |
---|---|
走行・走破性能 | ★★★★★ |
高級感 | ★★★★★ |
広さと使い勝手 | ★★★★★ |
取り回し | ★★ |
乗り心地と静粛性 | ★★★★★ |
経済性 | ★ |
人気(リセールバリュー) | ★★★★★ |
総合評価 | 28点 / 40点 |
王者の地位は守ったが……
第1位はやはりランドクルーザー200でした。しかし経済性はエントリー全車中最低です。新車価格が高い上、燃費が悪すぎます。早いところディーゼルを載せてほしいものです。マルチテレインモニターのおかげで取り回しでの最低評価は何とか免れましたが、サイズの大きさを考えれば、自動駐車システムが必要なのはエクストレイルではなくランクルの方です。ディーゼル未搭載なこともそうですが、やや古臭くなりつつあるのは否めません。
ランドクルーザー200の詳細は、こちらをご覧ください。
王者の地位は揺るがない。ランドクルーザー200の評価・口コミまとめ
7人乗りSUVの勢力図は変わりつつある
いかがでしたか? ハイブリッドやクリーンディーゼル、そして自動駐車システムなどのドライバーサポートシステムの登場によって、7人乗りSUVの世界にも地殻変動が起こりつつあります。
これまでランドクルーザー200は、燃費の悪さと新車価格の高さを、高いリセールバリューで補ってきました。しかしコストパフォーマンスが良く総合力も高いT32エクストレイルの登場により、ランドクルーザーのメリットは「高級SUVであること」だけになってしまいました。
王座陥落は近い
しかしその高級SUV市場には、ヨーロッパのプレミアムブランドが大挙して押し寄せて来ています。その上レクサスRXが登場したことで、トヨタグループ内部でのランドクルーザーの地位はあやふやなものになりつつあるのです。王座陥落の日は、もうすぐそこまで迫っているのかもしれません。