Mazzanti Evantraの全容がモナコで発表された
Maserati? いえ、Mazzantiです
マセラティに空目した人、挙手。はい、筆者もその1人です。「おお、これがMC-12の後継か」とぬか喜びしてしまいました……。
ルカ・マッツアンティ氏が率いる「マッツアンティ・オートモビル」が手がけたこの車の名前は、「マッツアンティ・エヴァントラ」。パガーニやケーニグセグのような超高級・高性能車です。
ポップアップドアが後ろ向きに開くのが特徴的ですね。内装等の画像は、下のリンク先をご覧ください。
Mazzanti Evantra Fully Revealed at Top Marques Monaco
高級版MRコルベット?
2013年にはすでに発表されていたこの車。wikipediaによればカーボンファイバー製のボディと、ハンドメイドのアルミニウムボディの二つが用意される予定とのこと。今回の発表では「スチールフレーム」であることが明かされました。おそらくスペースフレームに、カーボンやアルミのボディパネルをかぶせる形になるのでしょう。
イタリアンスーパーカーにもV8信仰が広がっている!?
エンジンはシボレーのLS7が搭載されます。かつてのC6コルベット・Z06に搭載されていた、7リッター自然吸気のV8です。701ps、86.47kgf・mという圧倒的なスペックを誇ります。
このいかにもスーパーカー然としたエヴァントラが、アメリカンV8のドロドロした音を響かせて走るとなると、ちょっとミスマッチな気もします。かと言って怒りのデス・ロードを走るには、あまりにも車高が低すぎる。V8信仰が製作者を狂気に導いてしまった……?
冗談はさておき……V8特有のドロドロ音は左右バンクを直列4気筒として見たときに不等間隔爆発していることが原因なので、おそらくフェラーリV8のような等間隔爆発に変更されるものと思われます。
性能は素晴らしいが……
強大なパワーを路面に伝えるのは305サイズのタイヤで、巨大な20インチホイールの中には、ブレンボのキャリパーが収められています(フロント:6pot リア:4pot)。
0-100km/h加速は3.2秒。日産GT-R(MY13)の2.7秒には及びませんが、2WDであることを考えれば立派な数字と言えるでしょう。最高速は350km/hとアナウンスされています。
超高級・超高性能なマッツアンティ・エヴァントラ。しかし年間5台しか生産されない超希少車でもあります。生産と販売が開始されれば、とてつもないプレミアがつくことは間違いありません。
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