マツダスピードアテンザorアクセラが復活する!?

マツダの新車情報

マツダスピードアクセラ(BM)_予想CG
予想CGだが、残念ながらBM型のマツダスピードアクセラは否定された。

ただし現行型では出ない

ついにマツダスピードの名がラインナップに復活するかもしれません。

マツダ・ノース・アメリカン・オペレーションズのCEO兼社長である毛籠勝弘(もろ まさひろ)氏はMotoring.com.auの取材に答え、「現在、研究開発チームは第2世代スカイアクティブの開発にかかりきりだが、その後はMPS※1かハイパフォーマンスモデル、もしくは何らかのアイコニックなモデルの開発に取り組みたい」とコメントしました。

※1 MPS=マツダ・パフォーマンス・シリーズ。海外におけるマツダスピードモデルの総称。


目次

  1. 出てきては消える噂
  2. なぜ今になって「マツダスピード」なのか?
  3. 復活は2018年以降?

出てきては消える噂

2013年11月をもってマツダスピードアクセラが絶版になって以降、MPSの復活は何度も取り沙汰されてきました。

まず、「マツダスピードアクセラ 復活」でgoogle検索すると、「2015年の9月にフランクフルトモーターショーで発表される」との情報が出てきます。もちろんこれはガセネタでした。

また、昨年CX-9が直列4気筒直噴ターボ「SKYACTIV-G 2.5T」を引っさげて登場したので、「このエンジンがマツダスピードアクセラに載るのでは?」と期待されたのですが、残念ながら今に至るまで何のアナウンスメントもありません。

しかし今回は北米マツダのトップがコメントしたわけですから、何らかのハイパフォーマンスモデルが投入されるのは確実だと思います。

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なぜ今になって「マツダスピード」なのか?

マツダスピードアクセラorアテンザの噂が絶えないのは、人気の高さの裏返しでもあります。にもかかわらず、マツダがこれまでMPSを復活させなかったのはなぜでしょうか?

マツダスピードアクセラが消えた理由

リーマンショック後に経営状態が悪化したときにも、マツダスピードアクセラは生産は続いていました。そして経営が上向き始めた2013年、MPSはラインナップから姿を消したのです。その背景には「環境対応」と「原油高」があると思われます。

マツダスピードアクセラ(BL3)に搭載されていたL3-VDTエンジンは、他の車種にも搭載されていましたが、2010〜2012年ごろまでに別のエンジンに置き換えられました。環境性能の面で規制をクリアできなくなったのでしょう。

リーマンショック後は下落した原油価格も、2011年以降は再び100ドル/バレルの大台をうかがうレンジで推移していたため、JC08モード燃費が10.0km/Lしかないマツダスピードアクセラの売れ行きは、当時はかなり鈍っていたはずです

当時マツダが置かれた状況からすると、燃費が悪いモデルをモデルチェンジするよりも、経営資源をスカイアクティブに集中させた方が効率的です。MPSは、消えるべくして消えたといえます。

MPSが復活する理由

MPSが復活する理由は、消えた理由の反対です。原油価格は2013年の1/3以下にまで下落しましたし、スカイアクティブは環境性能と燃費の両立を可能にしました

しかし復活の理由はそれだけではありません。マツダは利益率を改善するために、MPSのようなブランドを用いようとしているフシがあります。前述の毛籠氏のコメントにある「何らかのアイコニックなモデル」がそれです。

NISMOの成功

2012年から日産は、「NISMO」ブランドを付与した車のラインナップを拡充してきました。ノートNISMOとかジュークNISMOなどですね。

これらNISMOシリーズは、いまや日産車の販売台数の8%を占めるに至っています。NISMOシリーズの価格は標準車の20〜30%増し※2とのことですから、かなりの客単価アップ&利益率上昇を見込めるわけです。マツダを始めとする競合他社も、日産の成功にあやかりたいに違いありません。

※2 日産はモータースポーツ活動をどう利益につなげたか | ダイヤモンド・オンライン

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復活は2018年以降?

Motoring.com.auの取材によると、マツダは現行のアクセラorアテンザにMPSを設定する気はないようです。

となるとアクセラやアテンザのフルモデルチェンジ時期が気になるところですが、どちらのモデルも先代から4年半〜6年弱で現行型に切り替わっています。

現行型BMアクセラの登場は2013年11月、現行型GJアテンザの登場は2012年11月でした。よって両モデルは、早ければ2017〜2018年にかけてフルモデルチェンジされるはずです。

MPSが設定されるのはフルモデルチェンジ後のことになるでしょうから、どんなに早くても2018年以降になるでしょう。首を長くして待つしかありませんね。

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