MX-30 e-Skyactiv R-EV マツダのロータリーエンジンがついに復活! 航続距離は600kmオーバー!
マツダのロータリーエンジンが、EVの航続距離を伸ばすレンジエクステンダーとして復活しました。MX-30にロータリーエンジンを搭載したモデル「MX-30 e-Skyactiv R-EV」が、2023年1月13日にブリュッセルモーターショーにて発表されたのです。
今回はMX-30 e-Skyactiv R-EVの概要をご覧ください。
MX-30 e-Skyactiv R-EVの概要
エクステリア
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ボディサイズ
MX-30 e-Skyactiv R-EVのボディサイズはまだ公表されていませんが、BEVモデルと変わっていないように見えます。BEVモデルは全長4,395mm、全幅1,795mm、全高1,550mm、ホイールベース2,655mmです。
インテリア
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燃料タンクが追加されたため、ラゲッジスペース容量がわずかに減少しています。BEVモデルのラゲッジスペース容量は5名乗車360リッター、後席を倒すと1,171リッターに拡大できました。一方、MX-30 e-Skyactiv R-EVでは、5名乗車時350リッター、後席を倒すと1,155リッターになります。
パワートレイン
BEVモデルのモーターは145ps・270Nmでしたが、MX-30 e-Skyactiv R-EVではモーターが高出力化され、170ps・260Nmを発生します。
ロータリーエンジンはシングルローター仕様で、排気量は830cc、最高出力は75ps、最大トルクは116Nmです。
かなり前に公開されたマツダの特許画像だと、ロータリーエンジンのレンジエクステンダーはリアの荷室下に取り付けられていたのですが、MX-30 e-Skyactiv R-EVではフロントのモーター/ジェネレーターと同軸上に設置されており、非常にコンパクトな設計となっています。
BEVモデルのバッテリー容量は35.5kWhで、航続距離は256km(WLTC)でしたが、MX-30 e-Skyactiv R-EVではバッテリー容量が17.8kWhに減少しています。そのためEVとしての航続距離は85.3kmに減少していますが、ロータリーエンジンと50リットルのガソリンを利用することで、航続距離を600km以上に伸ばすことができるそうです。
充電とガソリンを併用したときの燃費は110.5km/lとなっています。
充電レベルは10%刻みでユーザーが設定できます。また、1500Wのコンセントも備えているそうです。
BEVモデルの0-100km/h加速は9.7秒でしたが、MX-30 e-Skyactiv R-EVでは車重が1,703kgと重くなっているにもかかわらず、0-100km/hは9.1秒に短縮されています。
MX-30 e-Skyactiv R-EVの最高速は140km/h(電子的に制限)です
日本国内仕様のMX-30には、2.0リッターのガソリンエンジンとマイルドハイブリッドを搭載する仕様も存在します。ガソリンエンジンは156ps・199Nm、マイルドハイブリッドは6.9ps・49Nmを発生します。
価格・発売日
ドイツでの開始価格は35,990ユーロだそうです。記事執筆時点のレートで日本円に単純換算すると、およそ499.3万円となります。
ちなみにMX-30のマイルドハイブリッドモデルのMX-30は264~299万円、EVモデルが451~501万円で販売されているので、MX-30 e-Skyactiv R-EVはかなりお買い得感がありますね。
MX-30 R-EVは2023年1月13日にブリュッセルモーターショーで発表されました。2023年中に発売される見通しです。
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