BMW i5と思しきパテントイメージが見つかる これがi5である根拠とは?
日本の特許庁に申請されたBMWの新型モデルの姿が明らかになりました。BMW版プリウスとでも呼ぶべきデザインは、「i4」もしくは「i5」ではないかと見られています。
「i4」もしくは「i5」と思しき車の画像
では画像を細かく見ていきます。
イギリスのAUTO CARなどは「Electric Hatchback」と報じているのですが、ボンネット上の熱抜きダクトは明らかにエンジン用です。これまでのiシリーズの車種構成からいっても、プラグインハイブリッドだと考えるのが妥当でしょう。
ちなみにBMWは、i1〜i9までの商標登録をすでに済ませてあるそうです。全部出るまでいったい何年かかるやら……まあ、商標を取っただけで結局使われないこともありますが。
i5だと考える根拠
AUTO CARはこの画像の車をi4だと主張しています。BMWのインサイダーが「i5はSUVになる」とコメントしたことがその根拠だそうです。
しかしアメリカのautoblogは、「i5の可能性もある」と主張しています。見方によってはクロスオーバーSUVと呼べなくもないというのです。
筆者もこの車はi5だと考えています。その根拠は以下の3つです。
根拠その1 iシリーズのラインナップ
これまでにリリースされたiシリーズは「i3」と「i8」の2車種だけです。前者はレンジエクステンダーEVのハッチバック、後者はプラグインハイブリッドのスポーツカーとバラバラですが、動力の一部に電気を使用する点だけは同じです。
もしパテントイメージの車がハッチバックだとしたら、i3と被ります。ラインナップを増やしていこうという最中に、同じカテゴリーのサイズ違いをわざわざリリースするでしょうか? 新たな顧客を獲得するなら、別カテゴリーの車種をラインナップするでしょう。
根拠その2 iシリーズの販売不振
未来のBMWを支えるモデルとして世に送り出されたiシリーズですが、販売不振に悩まされています。9月の全米販売台数は、i8が−13.2%の158台、i3にいたっては−77.1%の391台(いずれも前年同月比)でしかありません。
現在、世界の自動車市場で販売台数を大幅に伸ばしているカテゴリーはSUVであり、ハッチバックではありません。縮小しつつある日本市場ですら、SUVの販売台数は5年間で2倍に膨らんでいます。iシリーズが販売台数を稼ぐなら、SUVしかないと思います。
根拠その3 ボディ形状
パテントイメージはプリウスっぽいデザインに見えますが、実はテスラ・モデルXにそっくりなのです。
クロスオーバーSUVは車高がそれほど高くないので、ハッチバックっぽく見えます。なのでautoblogの言うように、パテントイメージがクロスオーバーSUVだとしても不思議ではないのです。
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