フェラーリ新型車のパテントイメージは、70周年記念のスペチアーレ?

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昨年8月にフェラーリがEUの知的財産局に登録した、新型車両のパテントイメージが明らかになりました。
完売したラ・フェラーリがベースと思われるデザインなのですが、細部の意匠は完全に異なっており、フェラーリの70周年記念モデルなのではないかと早くも騒がれています。

今回はパテントイメージとラ・フェラーリの画像を比較しながら、「謎のフェラーリ」の正体に迫りたいと思います。


謎のフェラーリのパテントイメージ

ヘッドライトは細いLEDのみ。中央だけ突き出たフロントスプリッターが目新しい。
線画の方にはちゃんとしたヘッドライトが描かれている。
ラ・フェラーリのフロント。
フライング・バットレスが目を引く。
線画だとラ・フェラーリと同様のバタフライドアだとわかる。
ラ・フェラーリの方がノーズが長いっぽい。
ドアサイドが絞り込まれているのは、ラ・フェラーリと同様だ。
線画は真横から。ルーフラインはラ・フェラーリそっくりだ。
ラ・フェラーリのサイド。
パテントイメージのリア周り。バンパーの両サイドから排気するようだ。
バンパー中央は空洞になっている模様。テール上部のアーチ部分がラ・フェラーリと似ている。
ラ・フェラーリのリア。
パテントイメージをリア上側から。4つのフェンダーすべてにフライング・バットレスが設置されている。
最後に真上から見た線画。

画像の出典: motor1.com, netcarshow.com

前後左右のフェンダーすべてにフライング・バットレスを配置するやり方は、つい先日公開された812スーパーファストと同じです。

812スーパーファスト
リアフェンダー上に、小さめのフライング・バットレスが確認できる。

また、細身のLEDヘッドライトは、フェラーリの日本進出50周年を記念して作られた「J50」と共通しています。

日本発のビスポーク・フェラーリ「J50」

フライング・バットレス細身のLEDヘッドライトは、フェラーリの新たなデザイン言語なのかもしれません。

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謎のフェラーリの正体とは?

パテントイメージの車両が、フェラーリのラインナップの中でどのような位置づけとなるのでしょうか。
考えられるパターンを推測してみました。

① 70周年記念の限定車(スペチアーレ)

1947年に創業されたフェラーリ社の40周年を記念したモデルが、かの有名なF40です。
同様に50周年のときにはF50が、55周年にはエンツォ・フェラーリが発売され、それらのモデルは現在でも高値で取引されています。

しかし60周年にも65周年にもスペチアーレは発売されず、ラ・フェラーリが発売されたのは、66周年という中途半端な時期です。
創業◯◯周年に限定車を発売するという伝統は、とっくに廃れてしまいました。

また、パテントイメージの車両はラ・フェラーリの改良版である可能性が高く、創業70周年を記念して発売するモデルとしては、いささか貫禄不足です。
これまでのスペチアーレはみな新設計でしたし、記念モデルである可能性は低いと思われます。

② 既存モデルをベースにした限定車(ビスポーク)

上述のJ50F12TdF599GTOなど、フェラーリは既存モデルをベースにした限定車をちょくちょく発表しています。
優良顧客のみに販売される、「超」少量生産の限定モデルです。

パテントイメージの車両が既存モデルベースの限定車だと仮定すれば、ラ・フェラーリに似ているのも辻褄が合います。
謎のフェラーリがラ・フェラーリのビスポークである可能性は高いのではないでしょうか。

③ 次世代モデルのコンセプトカー

パテントイメージがコンセプトカーという線もあると思います。
例えばラ・フェラーリのDNA(ハイブリッド・システムなど)を受け継ぐという文脈で、わざと似せてあるのかもしれないからです。
創業70周年の今年に次世代のフェラーリ・コンセプトを発表するという話があっても、何ら不思議ではありません。

なんにせよ今年はフェラーリにとって記念すべき年ですから、3月のジュネーブ・モーターショーで何らかの発表がなされるはずです。
お正月前の子供のように、期待しながら待つとしましょう。

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