フェラーリ488GTBがKERSを搭載しハイブリッドに!
フェラーリ・488GTBは発表から2年ほどしか経過していませんが、早くもマイナーチェンジ(M/C)が行われるようです。
しかも今回のM/Cは、F1由来のKERSを搭載しハイブリッド化するという、ビッグマイナーチェンジになる可能性が高まってきました。
このページでは、488GTBハイブリッドについて現在判明している情報をお伝えします。開発車両のスパイショットも合わせてご覧ください。
トップ画像の出典: motor1.com
488GTBハイブリッドのスパイショット
KERS(カーズ)とは?
Kinetic Energy Recovery Systemの略です。
運動エネルギー回生装置のことですね。
コンベンショナルなブレーキの場合、運動エネルギーは摩擦によって熱エネルギーに変換され、大気に放出されてしまいます。
だからこそ車を制動できるわけですが、見方を変えればエネルギーを無駄にしているわけです。
しかし回生ブレーキならば、運動エネルギーを電力に変換し、バッテリーに貯蔵できますから、加速が必要なときに取り出して、モーターアシストに転用できます。
エネルギーを無駄なく使い切ることができるのです。
F1のKERSの出力は80psでしたが、488GTBに搭載されるものがどの程度の出力なのかは、まだわかっていません。
とはいえフェラーリのことですから、高出力なモーターが搭載されるのは確実です。
488GTBハイブリッドのエンジン
エンジンはV8ツインターボのままである可能性が高いです。
しかしV6ツインターボに変更されるとの噂もあります。
さらにはスパイショットに写っている488GTBはあくまで仮の姿で、KERS搭載の新型フェラーリは「ディーノ」として登場するという噂まで存在するようです。
V6ツインターボ+KERSのディーノが登場する?
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネ氏は、フェラーリの生産台数を引き上げ、2019年までには現在の約7000台から9000台に、2025年までに生産を年間10000台以上にするとコメントしています。
ディーノの登場が噂されるのは、生産台数の拡大にはより手軽なフェラーリが必要だろうという憶測があるからです。
しかしそのためには、ディーノはノンハイブリッドの488GTBよりも低価格でなければなりません。
ですが高コストのハイブリッドを搭載すればディーノは安価でなくなり、販売台数増の起爆剤ではなくなってしまいます。
むしろ488GTBにハイブリッドを搭載し、ディーノはノンハイブリッドで出す方が、V8フェラーリの威厳を維持しつつディーノを投入できるので、ブランド戦略としては現実的です。
したがってKERS搭載のフェラーリは、大方の予想どおり488GTBハイブリッドとして登場するでしょう。
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