デイリーF1ニュース(2017年11月25日) ニューウェイ「メルセデスから誘われていた」

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • アブダビGP FP1・FP2の結果
  • ニューウェイ「メルセデスから誘われていた」
  • Haloはドライバーにダイエットを強いる?
  • ザウバー、ドライバーの決定を延期

それではご覧ください。


アブダビGP FP1・FP2の結果

フリープラクティス1の結果
順位車番ドライバーチームタイム
15S.ベッテルフェラーリ1:39.006
244L.ハミルトンメルセデス1:39.126
333M.フェルスタッペンレッドブル1:39.154
47K.ライコネンフェラーリ1:39.518
577V.ボッタスメルセデス1:39.741
611S.ペレスFインディア1:40.293
714F.アロンソマクラーレン1:40.522
82S.バンドーンマクラーレン1:40.569
919F.マッサウィリアムズ1:40.723
103D.リカルドレッドブル1:40.773
1135G.ラッセルF.インディア1:41.131
128R.グロージャンハース1:41.306
1318L.ストロールウィリアムズ1:41.581
1410P.ガスリートロロッソ1:41.646
1555C.サインツJr.ルノー1:41.748
1694P.ウェーレインザウバー1:41.752
1727N.ヒュルケンベルグルノー1:41.864
1850A.ジョビナッツィハース1:42.065
199M.エリクソンザウバー1:42.344
2028B.ハートレートロロッソ1:42.585
フリープラクティス2の結果
順位車番ドライバーチームタイム
144L.ハミルトンメルセデス1:37.877
25S.ベッテルフェラーリ1:38.026
33D.リカルドレッドブル1:38.180
47K.ライコネンフェラーリ1:38.352
577V.ボッタスメルセデス1:38.537
633M.フェルスタッペンレッドブル1:38.894
711S.ペレスFインディア1:39.323
831E.オコンF.インディア1:39.333
927N.ヒュルケンベルグルノー1:39.529
1014F.アロンソマクラーレン1:39.559
1119F.マッサウィリアムズ1:39.635
122S.バンドーンマクラーレン1:39.671
1355C.サインツJr.ルノー1:40.201
1418L.ストロールウィリアムズ1:40.329
1510P.ガスリートロロッソ1:40.694
1620K.マグヌッセンハース1:41.128
1794P.ウェーレインザウバー1:41.270
189M.エリクソンザウバー1:41.302
1928B.ハートレートロロッソ1:41.496
208R.グロージャンハース1:41.560

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ニューウェイ「メルセデスから誘われていた」

画像の出典: By Morio (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

レッドブルの優れた空力性能は、エイドリアン・ニューウェイの指導によるところが大きいと言われています。
最近はレッドブルとアストンマーティンのロードカー・プロジェクト(ヴァルキリー)に力を割いていたニューウェイですが、今季序盤にレッドブルが苦戦するとF1への関与を増やし、RB13のスピードを取り戻すことに貢献しました。

そのニューウェイが、2014年にメルセデスフェラーリから引き抜きを受けていたことを明らかにしました。

「2014年には、エンジン規則の変更がありました」とニューウェイ。「私が思うにハイブリッドは、実際にはこのスポーツに何の恩恵も与えていない。私たちはパワーユニットの性能に大きな違いがあるこの状況で、追い詰められてしまった」

「私たちの特定のエンジンサプライヤーにとっては、それが運命じみて見えました。それでかなり落ち込んでしまったんです」

「フェラーリはメルセデスと同様に接触してきました。それは、心を揺り起こすようなものでした」

「しかし私はレッドブルでまだ何も築けていないと思っていましたし、レッドブルで働いていた人たちとチームに対して、家族のような絆を感じていました。クリスチャン・ホーナーとの親しい関係を楽しんでいましたから、家族といるように感じていたんです」

ニューウェイがフェラーリかメルセデスに移籍していたら、もしかするとF1の歴史が変わっていたのかもしれません。
でもそれを食い止めたのが、レッドブルの資金力とか技術力とかではなく、スタッフとの絆だったというのが興味深いですね。
人間関係ってやっぱり大事だと再確認しました。

Source: Newey reveals he turned down approach from Mercedes after 2014 | f1fanatic.co.uk

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Haloはドライバーにダイエットを強いる?

2017年はマシンの大型化により、F1の最低重量は26kgも引き上げられました。
そして来年は頭部保護デバイスのHaloが追加されるので、最低重量がさらに6kg増やされます。

しかしこのHaloが受け止めなければならない負荷(耐荷重量)を考慮すると、Haloを支えるシャシー側のマウントもかなり重くなることが確実なため、6kg程度では収まらない可能性もでてきました。

普通、レーシングカーは規定最低重量以下の車重で仕上げて、その後バラストを積んで最低重量に合わせます。
そうすればバラストの搭載位置で、ハンドリングバランスを調整できるからです。

ところが来年のF1マシンは、Haloのせいで規定最低重量にかなり近い車重で完成することになるので、積めるバラストの量が少なくなります。
つまり、ハンドリングを調整できる幅が小さくなるのです。

そうなると、背が高く、体重の重いドライバーは不利になります。
ただでさえ少ないバラストの量が、体重と相殺されてさらに少なくなるからです。

「背が高く、体重が重い私のようなドライバーにとっては、ちょっとしたペナルティになるだろうね」と語るのは、身長184cmのニコ・ヒュルケンベルグです。

「チームからは既に、私の体重が重すぎるかもしれないと言われたよ。そしてダイエットできるかどうかと聞いてきたんだ。答えはNoさ!」

スーパーGTでもドライバーたちがものすごい勢いでダイエットしていた時期がありましたが、今年から高速化したF1は、肉体への負荷がただでさえ大きくなっているので、ドライバーに負担がかかりすぎるようなレギュレーションにはしないでもらいたいですね。

Source : Halo may disadvantage heavier Formula 1 drivers in 2018 | autosport.com

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ザウバー、ドライバーの決定を延期

今週末に来季のドライバーを発表するとしていたザウバーが、それを延期するそうです。

最近ではザウバーにアルファロメオがジョイントして、完全なるフェラーリのジュニアチームとなるのでは? と噂されていますが、ザウバーのチーム代表であるフレデリック・ヴァスールは、今のところアルファロメオに関する話題は無いといいます。

ではなぜ延期するのか? ということについてヴァスールは「チームの最優先事項ではない」「たぶんドライバーのためのもの」だと語っていますが、要領を得ません。

おそらくフェラーリ側から何らかのアプローチがあって、決断に時間を要しているのだと思います。
マーカス・エリクソンの代わりにアントニオ・ジョビナッツィとまではいかなくても、FP1だけジョビナッツィを走らせるとか、色々なオプションがあるはずですから。

Source: Sauber delays 2018 driver decision | motorsport.com

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