デイリーF1ニュース(2017年12月16日) ロン・デニスも同じ結論に至ったか!?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ロン・デニスも同じ結論に至ったか!?
- マッサ「ウィリアムズのシートは金次第」
- F1マシンは来年も「2秒速く」なる
それではご覧ください。
ロン・デニスも同じ結論に至ったか?
マクラーレンの前会長であるロン・デニスは、ホンダとのパートナーシップを提唱した張本人でした。
しかしデニスは2016年11月に取締役会から追放されてしまいました。
その後、彼はマクラーレンの保有株式を全て売却し、関係を清算しています。
現在マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターを務めるザック・ブラウンは、デニスとは逆にホンダとの提携解消に動いた人物ですが、デニスも同じ結論に至っただろうと考えているようです。
「彼(デニス)は(ホンダとの提携解消についての)会話が進行しているときにここにいた。ロンは内心、常にマクラーレンのために最大限の利益を得ようとしていたと思う。彼はミスター・マクラーレンだからね」
だからデニスもホンダとの提携解消に同意しただろうというのが、ブラウンの見立てです。
マクラーレンの首脳陣は、ルノーへのスイッチが決まった当初こそ威勢が良かったものの、最近はトーンダウンしています。
エリック・ブーリエも「すぐには勝てない」と言っていますし、ブラウンもすでに過去の人であるデニスを持ち出して、自らの決断を正当化しているように見えなくもありません。
Source: McLaren ex-boss Ron Dennis 'would have dropped Honda engines too’ | news.sky.com
マッサ「ウィリアムズのシートは金次第」
来季のドライバーラインナップの発表を1月に先送りしたウィリアムズ。
ランス・ストロールのチームメイトになるのはセルゲイ・シロトキンか、それともロバート・クビサなのかと、注目が集まっています。
そのシート争いについて、引退したフェリペ・マッサが言及しました。
「クビサも含めて、チームへと通じる道は金銭的なものだから、僕を驚かせるようなことはないよ」とマッサ。
「でも何が起こるかはわからない。今はチームに帯同していないからね。僕の意識は他へと向いているし、今からそれをやろうとしているところだから、もはやF1にはないんだ」
マッサはフォーミュラEへの参戦を模索しているようですが、交渉はまだ初期段階にあるようです。
ウィリアムズが金銭面を重視しているとなれば、シロトキン一択のような気がしますが、発表が遅れているところを見ると、クビサにも有力なスポンサーがついているのかもしれません。
Source: Felipe Massa: Williams’s 2018 F1 driver line-up path is financial | autosport.com
F1マシンは来年も「2秒速く」なる
来季は頭部保護デバイス「Halo」の装備が義務付けられるため、F1マシンの車重は今年よりも重くなります。
しかしそれでもさらに2秒は速くなると、ピレリのマリオ・イゾラは見ています。
「来年初頭に(シーズンオフの開発の成果で)1周につき1秒速くなり、通常の開発スピードでは1年間に1〜1.5秒は速くなるから、来年末までには2秒速くなるはずだ」
「タイヤが柔らかくなる分、車は速くなるかもしれないが、Haloには重量があることを忘れてはならない。重量に加えエアロ(への悪影響)も含めると、0.3〜0.4秒くらいのコストになるだろう」
意外とHaloによるタイムの損失は少ないようですね。
ちなみにフォース・インディアは、Haloの搭載で14kgほど重くなるとコメントしています。
これはHalo本体の重量だけでなく、Haloを設置するためのマウント込みの重量です。
F1では10kgで0.3秒相当と言われています。
タイヤが柔らかくなった分のタイムをHaloによる重量増が相殺し、マシンの開発だけで2秒速くなるというのが、イゾラの予想ということですね。
Source: F1 cars set for two-second speed leap in 2018 | motorsport.com
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