デイリーF1ニュース(2018年2月25日) ルノーの実車画像はテストまでおあずけ
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ルノーの実車画像はテストまでおあずけ
- エクレストン「フェラーリのいないF1は見たくない」
- アロンソ「Haloに関する議論をすべきではない」
それではご覧ください。
ルノーの実車画像はテストまでおあずけ
先日ルノーが公開したR.S.18のデジタル画像は、実際のR.S.18とは異なるということを認めました。
「ハッキリさせておきたいのは、われわれが公開したデジタル画像は、本当にリバリー(装い)をプレゼンテーションするためのものだったんだ」と語るのは、ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールです。
「ネットのフォーラムで人々が(デジタル画像から)推測しようとしているのを見た。落ち着いてくれ。ホイールベースを計算しようとしないでくれ。画像は何も示していないんだ」
「多くのチームと同じく、われわれはギリギリまで開発を進めている。だからあの画像の車は、1回目と2回目のテストや、メルボルンに持ち込まれるさらなる何かについて示すものではない」
だったらトロロッソのようにテスト当日のお披露目でも良かったと思うのですが……まあ、スポンサーへの配慮なのでしょうね。
Source: Renault admits launch pictures were not real 2018 car | motorsport.com
エクレストン「フェラーリのいないF1は見たくない」
かつてF1のCEOを務めていたバーニー・エクレストンは、フェラーリが本当にF1から撤退することを危惧しています。
「もしFIAが(フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネにとって)正しいと思うことをしない──フェラーリにとって何が利益となるのか──のならば、彼は出ていくだろう」とエクレストン。
「私は彼(マルキオンネ)が真剣でないかぎり、こんなこと(F1撤退の脅し)をしないと思う。そして彼は、口にしたことをやらないような男ではない」
「結論はシンプルだ。F1はフェラーリで、フェラーリはF1だ。彼らは世界のどこへでも行けて、フェラーリはロードカーについて考えているのではない。考えているのはF1についてだ」
「フェラーリのいないF1は見たくない。フェラーリが去るのを喜ぶプロモーターはいない」
「新しいシリーズについて考えている人もいるし、セルジオはそのことを他の人に話している」
「もし今新しいシリーズが同じ要素で始まり、サーキットにおいて安価だったら、そのシリーズは直ちにフェラーリを加えるだろう」
昔ほどF1にプレゼンスが無いため、フェラーリの撤退するぞという脅しが効果的になっています。
F1側がチーム間の格差を減らしたいと考えても、優位に立っているフェラーリがその要求を飲むはずがありません。
最終的にはどちらかが要求を取り下げるしかありませんが、多分F1側が妥協することになると思います。
フェラーリがF1から撤退するときには、同様に優位な立場にあるメルセデスも撤退すると思うので。
Source: Ferrari really could quit F1, warns Ecclestone | en.f1i.com
アロンソ「Haloに関する議論をすべきではない」
主に見た目の悪さが批判されている頭部保護デバイスのHaloですが、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、もうその議論をやめるべきだと主張しています。
「(議論をやめるべきということに関して)ああ、それについては確信している」とアロンソ。
「これもまた安全装置だ。それはドライバーの頭部を保護する。そして安全装置であるかぎり、それに関する議論はすべきではない」
「美しさに関しては、現時点ではベストとはいえない。しかし将来的には、このスポーツとチームが、ファンにとってより良いものにする方法を見つけることができると確信している」
ただしHaloがあったとしても、全ての危険からドライバーを守れるわけではありません。
前走車から落下した部品で大怪我をしたフェリペ・マッサのようなケースだと、Haloは全くの無力です。
美観だけで判断すべきではないというのはもっともですが、頭部保護デバイスに関する議論は続けるべきだと思います。
Source : Halo: No need for debate says Alonso | pitpass.com
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