デイリーF1ニュース(2018年4月11日) レッドブル・ホンダ誕生へ一歩前進?

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • レッドブル・ホンダ誕生へ一歩前進?
  • 新しい賞金分配方式で得するチーム・損するチーム
  • ブラウン、マクラーレン・レーシングのCEOに

それではご覧ください。


レッドブル・ホンダ誕生へ一歩前進?

トロロッソ・ホンダピエール・ガスリーが、バーレーンGPで4位フィニッシュを果たしたことは、レッドブル・ホンダの誕生を後押しするかもしれません。

来年どのメーカーからエンジンの供給を受けるかについては、5月末までにFIAに報告しなければなりません。
したがってレッドブルがルノーを継続するのか、それともホンダにスイッチするかの決断は、もう間もなく下されるのです。

レッドブルのドライバーであるダニエル・リカルドは、「エンジンの議論にドライバーは関与していない」と前置きしながらも、「トロロッソとホンダは上手くやっている」と、提携の成果を認めています。

また、レッドブルのモータースポーツ部門を取り仕切るヘルムート・マルコも、「ホンダとともに働くと決断する前から、トロロッソが成功するパッケージになると信じていた」と語っており、「正しい方向に進んでいる。ジャーナリスト諸君はわれわれが勇敢であることを知るべきだ」と付け加えています。

このようにレッドブルの内部関係者は、ホンダをかなり高く評価しているのです。
もちろんトロロッソからの評価も高いですし、ホンダを選ばない手は無いように見えます。
ルノーの信頼性の低さは相変わらずですしね。

Source: Honda “helping its chances" of Red Bull deal | motorsport.com

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新しい賞金分配方式で得するチーム・損するチーム

リバティ・メディアが2021年からの新しい賞金分配方式のアイデアを、各チームに提示したようです。

リバティからの提案を、昨年のコンストラクターズ・ランキングに適用すると、メルセデスフェラーリが受け取る分配金額は、現在の額から大幅に減少します。
例えばメルセデスは現在の1億7680万ドルから、1億2000万ドルという大幅減です。
これまで優遇されてきたフェラーリも、現在の1億9520万ドルから、1億1550万ドルに減らされます。

レッドブルも同様に減らされるのですが、ジュニアチームであるトロロッソの分配金額が増えるために、レッドブル系列のトータルで見ると、分配金額は1000万ドルほどの減少にとどまります。
今後は上位チームが下位チームをジュニアチーム化する動きが加速するかもしれませんね。

Revealed: The winners and losers under Liberty’s 2021 F1 prize money plan | recefans.net

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ブラウン、マクラーレン・レーシングのCEOに

ザック・ブラウン

マクラーレンザック・ブラウンが、マクラーレン・レーシングのCEOに就任しました。

これまでのブラウンは、マクラーレン・テクノロジー・グループ(MTG)のエグゼクティブ・ディレクターという肩書でした。
MTGは、F1チームの「マクラーレン・レーシング」、市販車部門の「マクラーレン・オートモーティブ」、そして部品サプライヤーの「マクラーレン・アプライド・テクノロジー」という3つの子会社を統括する会社です。

つまり親会社から子会社のトップに人事異動されたわけですが、これが昇進なのか降格なのかはわかりません。
とはいえマクラーレンの株主側が、F1チームを立て直すためにテコ入れを図ってきたのは間違いありません。

今回の人事によって、エリック・ブーリエの直属の上司がブラウンとなりました。
ブラウンの異動は、もしかするとブーリエ外しの第一歩(トカゲの尻尾きり?)かもしれないわけで、内心穏やかではないでしょう。

Source: Brown takes over at McLaren Racing after restructuring | racefans.net

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