デイリーF1ニュース(2018年4月24日) リカルドとフェラーリの交渉期限は6月30日

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • リカルドとフェラーリの交渉期限は6月30日
  • ポルシェがF1参戦って本当?
  • フェルスタッペン「2016年はオーバーテイクが楽しかった」

それではご覧ください。


リカルドとフェラーリの交渉期限は6月30日

フェラーリとの事前協定を結んだと噂されているレッドブルダニエル・リカルドは、6月30日までにマラネロと正式に契約するかもしれません。

期限まではリカルドもフェラーリも、他チームや他のドライバー候補とは交渉できません。

レッドブル側としては、モナコGPが終わるまでに、来季についてリカルドからの回答があることを望んでいるようですが、これはフェラーリとの交渉期限以前であるため、リカルド側からの回答は無いでしょう。

もしリカルドが6月30日までにフェラーリと契約した場合には、かなり早い時期からストーブリーグが展開されることになりそうです。
空くシートはレッドブルの1つですが、その1つを巡って連鎖的に移籍が発生するのがF1なので。

Ricciardo’s itchy feet and Ferrari | motorsportmagazine.com

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ポルシェがF1参戦って本当?

日本のauto sport webが、「ポルシェが2021年シーズンからのF1参戦を間もなく発表か」と報じています。

auto sport webf1i.comと提携しているため、F1関連のニュースはその記事を翻訳して出しているだけのことが多いのですが、このポルシェ参戦のニュースだけは、f1i.comの論調ともちょっと違うようです。

“Porsche is thinking about a Formula 1 entry for 2021," Berger told Auto Bild.

“They are just waiting for the new engine regulations, which should be published in May, and then will decide," he added.

(拙訳)「ポルシェは2021年に向けてF1参戦を熟考している」ベルガーはAuto Bildに語った。

「彼らは5月に新しいエンジンレギュレーションが発表されるのを待っている。その後決定するだろう」と彼は付け加えた。

ベルガーの語っている内容に、新事実はありません。
というのも、エンジンについて話し合うFIAの会合には、以前からVWグループの代表者が出席しているからです。
ポルシェがF1参戦の可否について慎重に見極めようとしているのは、既に周知の事実といえます。

ちなみにAuto Bildの記事を独語から英語に機械翻訳してみたところ、f1i.comと全く同じ内容でした。
「ポルシェはF1参戦を検討している」「新レギュレーションの発表後に決定する」と書かれているだけで、「間もなく参戦を発表」とは書かれていません。

英語のF1ニュースサイトを他にもいくつか周ってみましたが、どのサイトもネタ元はAuto Bildでした。

ポルシェはフォーミュラE(FE)にフル参戦しますし、市販車のPHEVやEVの開発でかなりの研究開発資金が必要になるはずなので、正直言ってF1に参戦するとは思えません。
ルノーと日産のように、同じVWグループのアウディと入れ替わりでFEに出るというのであれば、話は変わってきますが。

Source 1: Porsche pondering an entry into Formula 1 – Berger | en.f1i.com

Source 2: Formel 1 lockt Porsche | autobild.de

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フェルスタッペン「2016年はオーバーテイクが楽しかった」

マックス・フェルスタッペンが、母国オランダのザントフォールト・サーキットで、色々な質問に答えてくれたようです。
興味深いものをいくつか抜き出してみました。
Qで質問しているのがインタビュアー、Aで答えているのがフェルスタッペンです。

Q1: バルセロナの冬期テストでは楽観的でした。3レースを終えて、今シーズンをどのように表現しますか?

A1:「結果はそれほど素晴らしいものではないが、クルマは大丈夫だ。まだ予選だと少し不足しているけど、レースでは良いからね。これまでのところ、様々な理由で望んでいた結果が得られていないけど、今はバクーを楽しみにしている。良いレースをすることができると思うし、まだ18レースもあるから、うまくいくと思う」

Q2: 各車をより接近させるために規制が変更されるべきだと思いますか?

A2:「一般的には、全てが接近した方が良いだろうね。だからこそ、あなたが注目すべきはエンジンだ。エンジンの違いはまだ大きすぎる」

Q3: 多くのファンがF1でのオーバーテイクの不足を訴えています。あなたは2017年以来同じように感じていますかか、それとももっと楽しんでいますか?

A3:「いや、2016年の方が楽しかったよ。お互いにうまく追いつくことができたし、何らかの形で、もっと満足していた。2017年からは、本当に競争するのが難しくて、楽しくない。追いつくのがとても難しいんだ。車は予期せぬ動きをするし、突然グリップを失うこともある」

ダニエル・リカルドも、全幅の狭い昔の車の方がオーバーテイクしやすかったと言っていました。
ドライバーまでつまらないと言っているのに、速さを追求することにどれほどの意味があるんですかね。
モータースポーツの魅力って、「絶対的な速さ」や「技術」だけではないと思うのですが。

Source: Exclusive interview with Max Verstappen: 'Overtaking was a lot more fun in 2016’ | verstappen.nl

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