デイリーF1ニュース(2018年4月27日) アゼルバイジャンGP FP1の結果

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • アゼルバイジャンGP FP1の結果
  • アロンソ、5月以降は「ほぼ毎週」レース
  • マクラーレンとウィリアムズ、ストレートの遅さに苦しむ
  • ライコネン「ベッテルが優遇されているかどうかはわからない」

それではご覧ください。


アゼルバイジャンGP FP1の結果

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アゼルバイジャンGPのFP1は、メルセデスバルテリ・ボッタスが最速でした。
フォース・インディア勢が3番手・5番手につけているなど、やはりメルセデスエンジン勢が好調です。

マクラーレンウィリアムズといった、ストレートの遅さに苦しんでいたチームも盛り返しています。
トロロッソ・ホンダピエール・ガスリーが9番手ですから、そこそこ好調なようです。
トロロッソの2台は一番やわらかいウルトラソフトタイヤを履かなかったので、現状では正確な競争力はわかりませんが、おそらく中国GPのようなことにはならずに済むでしょう。

マックス・フェルスタッペンは、またもやクラッシュしてしまいました。
焦りがあるのかもしれません。

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アロンソ、5月以降は「ほぼ毎週」レース

今シーズンはF1だけでなく、WEC(世界耐久選手権)にもエントリーしているフェルナンド・アロンソには、過酷な連戦が待ち構えています。

今週末に行われるアゼルバイジャンGPを皮切りに、5月4〜5日はスパ・フランコルシャンでのWEC開幕戦、翌週はF1スペインGPと、まずは3連戦があります。

5月27日のモナコGP以降は、ル・マンのテストデー、カナダGP、ル・マン24時間レース、フランスGP、オーストリアGP、そしてイギリスGPという怒涛の8連戦です。

7月22日のドイツGPと、翌週のハンガリーGPを終えると、F1は3週間の夏休みに入りますが、アロンソはWECのシルバーストーンラウンドが8月18〜19日にあるため、1週間早く夏休みを切り上げなければなりません。
しかもその後も、ベルギーGP、イタリアGPと連続開催されるため、都合3連戦となります。

そしてロシアGP、日本GP、WEC富士、アメリカGP、メキシコGPという5連戦があり、最後にブラジルGP、WEC上海、アブダビGPという3連戦で締めくくりとなります。

F1もWECも、一昔前のレーシングカーとは比べ物にならないほど速くなっているので、こんなに連戦続きで大丈夫なのか、ちょっと心配になります。

Source :Alonso braces for nine races in 11 weeks | en.f1i.com

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マクラーレンとウィリアムズ、ストレートの遅さに苦しむ

名門2チームがストレートのスピードが伸びずに苦しんでいます。

ウィリアムズはグランプリ界で最もハイパワーなメルセデスのパワーユニット(PU)を搭載していますが、マシンの方向性を変えたことが裏目に出て、昨年のような直線の速さを失ってしまいました。
そのうえコーナー進入時にも不安定だということですから、踏んだり蹴ったりです。

マクラーレンは直線の遅さをホンダのPUのせいにしてきましたが、ルノーに載せ替えた現在でも、状況は変わっていません。
フェルナンド・アロンソも、「他のチームのレベルに近づくには、直線のスピードを改善する必要があると思う」と語っています。

マクラーレンもようやくシャシー側にも問題があることを認識したのか、シャシー部門のトップであるティム・ゴスを更迭するなど、技術チームの全面的な見直しに乗り出しました。
チーフ・エンジニアリング・オフィサーのマット・モリスや、空力部門を率いているピーター・プロドロモウなどのビッグネームにも、役職の変更があるかもしれません。

Source :Williams and McLaren both suffering on straightline speed | en.f1i.com

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ライコネン「ベッテルが優遇されているかどうかはわからない」

フェラーリが中国GPでとった戦略は、跳ね馬の母国イタリアでも批判されています。
セバスチャン・ベッテルバルテリ・ボッタスに追いつかせるために、素晴らしい速さを見せていたキミ・ライコネンを、ボッタスのブロック役としてコース上に長く留めたからです。
同郷の先輩であるミカ・ハッキネンも、「ライコネンを尊重する戦略をとっていれば勝っていた」と、フェラーリを批判しています。

しかし当のライコネンは「(ベッテルと平等かは)わからない」と、インタビューに答えています。

「確かに理想的ではなかったかもしれないけど、セーフティ・カーにも助けられたし、最終的な結果(3位)は良かった」

「それはものの見方に依存している。僕は3位なった。明らかに、もっといい結果が欲しい。チームだってそうだ。けど、もっと悪くなっていた可能性だってある」

中国ではレッドブルダニエル・リカルドが勝ってくれたので、フェラーリにとってはまだマシな結果でした。
もしルイス・ハミルトンが優勝していたら、この程度の批判では済まなかったと思います。

Source: Raikkonen plays down talk of inequality at Ferrari | pitpass.com

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